その他「推測」されるニオイ
猫や人間などのニオイだけでなく、新品の段ボールや家具、植物、洗濯物の生乾きのニオイでも、フレーメン反応が見られるという説があります。
新品の段ボールや家具
段ボールには、接着剤やインク、紙の素材のニオイが残っていることがあります。また、家具にも、塗料や接着剤、木材の化学臭が存在します。猫は未知のニオイを深く分析しようとする性質があるので、フレーメン反応が出る可能性はゼロではありません。ただし、段ボールに似た素材で猫のフレーメン反応が観察されたという報告もありますが、学術論文での報告はありません。
植物や土のニオイ
草(猫草、ハーブなど)や土には、猫が嗅覚で敏感に反応する化学成分(揮発性化合物)が含まれている可能性があります。マタタビやキャットニップに代表される「植物由来の化学物質に対してフレーメン反応を誘発する」例は知られています。ただし、すべての土や植物において反応を誘発するわけではありません。
洗濯物の生乾きのニオイ
洗濯物の生乾き臭は「嫌なニオイ」ですよね。猫が生乾きのニオイでフレーメン反応をするという情報は、具体的な研究結果は見当たりません。ただし、生乾き臭には、汗や皮脂、細菌由来の化学物質など、いろいろな分子が混ざっているので「可能性があるのでは」と、考える飼い主さんもいるようです。
まとめ
猫が口を半開きにして固まる「フレーメン反応」。人間から見たら「すごい変顔!」「よほど臭いんだね!」と、いろいろ想像をかきたてられますが、奇妙な表情の裏には、匂いの“成分分析”という高度な行動が隠れていることがわかりました。
猫にとって“いつもと違う匂い”は、縄張りに関わる重要な情報源。ニオイの正体を突き止めて、安心できる環境を維持するための行動なのです。
フレーメン反応は猫の世界の言語なので、そのサインを見逃さずに気持ちに寄り添ってあげられると、猫の快適な環境づくりのヒントになりますよ。

