これは筆者自身の体験です。
幼稚園に通う息子のお迎え後、ママ友のAママが「ついでだから」と我が家に寄っていくのが日課になりました。最初の頃は、私も育児の情報交換ができて助かったり、子ども同士がもう少し遊びたがったりする理由から、特に気にしていませんでした。しかし、ある出来事をきっかけに“モヤモヤ”が爆発! やんわり伝えた一言で関係が変わった、そんなお話です。
「今日の夕飯なに? おいしそうな匂いする〜」とリビング直行
普段Aママは幼稚園のお迎え後に我が家に寄っていくのですが、ある日の夕方は、夕飯の支度をしていたときに、インターホンが鳴りました。エプロン姿で出ると、Aママが満面の笑みで「今日の夕飯なに? おいしそうな匂いする〜」と一言。そして玄関を通り抜け、我が家のリビングへまっすぐ向かって行ったのです。
私はキッチンで手が離せなかったのですが、Aママは勝手にお茶を入れてソファでくつろぎ始めます。
「ここって、カフェじゃないんだけどな……」と、内心モヤモヤが募っていきました。
息子が体調不良の日でも……それでも来る?
極めつけは、息子が風邪気味で寝込んでいた日のこと。「今日はちょっと」と伝えたにも関わらず、「少しだけだから〜」と、Aママは当然のようにやってきたのです。そしてスマホを片手にリビングへ入って行きました。寝室から「ママ、寒い……」と息子の声が聞こえたとき、「もう限界だ」と心の中で叫びました。
その夜、夫に思い切って話すと、「“夕方の訪問はNG”ってルールを作っちゃえば? 感情的に伝えるより、家庭のルールとして伝えた方が角が立たないよ」と提案され、翌日LINEでこう送りました。
「夕方はバタバタとご飯の準備や子どものことで手が離せないことが多いから、これからは来る前に一度連絡してもらえると助かります」

