返信はナシ。でも関係は切れなかった
LINEには“既読”のマークがついたまま、返事はなし。そしてその日を境に、Aママの来訪はピタリと止んだのです。
少し気まずくなるかも……と心配していた私だったけれど、数日後、幼稚園で顔を合わせたとき、Aママはいつも通りの笑顔で言いました。
「ごめんね。うちも人が来るとしんどい日あるのに、全然考えてなかったわ」
その言葉を聞いたとき、肩の力がスッと抜けました。無理せず伝えれば、分かってもらえるんだと実感した瞬間でした。
“ちょうどいい距離感”は伝えることでつくれる
それ以来、Aママとは程よい距離感を保ちながら、気楽に付き合える関係に。
「やめてほしい」と思いながら何も言えずにいた自分。でも、一歩踏み出して伝えてみたら、思ったよりもあっさり解決できました。
夫の一言がきっかけで、わが家の夕方に平穏が戻った、そんな小さな成功体験でした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

