ハイシニアになってツンデレからデレデレに進化した柴犬マロたん。

最近のマロたんは、甘えんぼう。年齢を重ねて耳が遠くなり、飼い主の声や気配が聞こえづらくなると、飼い主を視線で追うことが増え、視界に飼い主の姿がないと不安になるのだそうです。マロたんの場合、まだ完全に聞こえないわけではないようですが、自分の体が今までと変わってしまうのは怖いですよね。


夕飯の準備をしている時も、キッチンマットの上で寝ていたりいます。今までひとりで静かに過ごすのが好きだったのに、今ではわたしのすぐそばにいたがるマロたん。ちょっと邪魔だと思うこともあるけれど、とても新鮮でとても可愛いです。


ただ、お留守番がとても苦手になってしまいました。わたしが出かける準備をしていると、自分も一緒に行く!と、ソワソワし始めます。いつでもどこでも連れて行ってあげたいけれど、そうも行かないので心が痛みます。


なので、いつもと一緒とはいかないけれど、近所の買い物などはマロたんも連れていきます。買い物をしている間、マロたんは車の中で待っています。寒い日は着る毛布を着て足元には湯たんぽも置いています。


これがマロたんにはとっても楽しいようで、車に乗り込む時も、車で待っている間もごきげんです。もともとドライブが好きだったので、車で待つのは苦にならないようですし、移動時間が10分以内の場所ばかりなので、疲れないのもいいのかもしれません。


わたしはわたしで「マロたんが待ってるから早くしなくちゃ」と、最短で買い物を終えるので無駄なものを買わなくなりました。それでも、ペット用品のコーナーでは「マロたんが食べられるものあるかな」と足を止めてしまうことも多いですが。


一緒にお出かけを楽しんでくれるようになったので、病院に行く時も「お出かけ!」と喜んで車に乗り込みます。今までは、通院の気配を察知しテーブルの下に隠れたりしていたので、とっても楽になりました。


先日、点滴のために数日病院通いが続いたのですが、駐車場で順番を待つ間もずっとわたしの膝の上で寝息を立てていました。正直重いし足が痺れるけれど、マロたんが頼ってくれるなんて至福の時間でしかありません。(体調は回復しました)


14年前のわたしへ。他の人には愛想が良いのに飼い主のわたしにだけは素気なく強気だったマロたんが、他の人には素気なくわたしにだけデレデレになる未来が待ってるぞ。夜は抱きしめて寝てるぞ。諦めるな、愛は伝わってるぞ。


わたしのヘンテコオリジナルソング「マロマロの歌」がマロたんには聞こえづらくなったのは寂しいけれど、穏やかで優しいおばあちゃんになったマロたんは、ツンデレからデレデレへと進化を遂げました。シニアわんこ最高。

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