雪を見ると喜んではしゃぐ犬がいる一方、雪を嫌がる犬もいます。このように、雪に対する犬の反応が分かれるのは、なぜなのでしょうか。
今回は、雪を喜ぶ犬・嫌がる犬の違いや傾向について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――雪に対する犬の反応はさまざまですが、そもそも犬は雪のことをどのように認識しているのでしょうか?
岡本先生:
「犬は雪に対して雨や季節の変化などと同じく、“外の世界の変化のひとつ”としてとらえている可能性が考えられます」

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――雪を見ると喜ぶ犬と嫌がる犬の違いは、どのように生まれるのでしょうか?
岡本先生:
「好奇心旺盛で外の世界が好きな犬や、寒さに強い遊び好きな犬は、雪を喜ぶ傾向があると思います。一方、雪に慣れていない警戒心の強い犬や、寒さが苦手な犬、ぬれることが好きではない犬は、雪を嫌がる傾向があると考えられます」

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬種や年齢、性格などで、雪を喜ぶ・嫌がることに、一定の傾向はあるのでしょうか?
岡本先生:
「寒さに弱い子犬やシニア犬よりも、活発な成犬が雪を喜ぶ傾向にあります。また、運動量の多い犬種や寒さに強い傾向のある中・大型犬は雪を喜ぶ犬が多いでしょう」

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬と一緒に雪遊びをするときの注意点や、犬との雪遊びをより楽しいものにするための工夫について教えてください。
岡本先生:
「雪遊びをする際は、犬が低体温や凍傷にならないように防寒具を使用したり、こまめに休憩をとったりすることが大切です」
雪を喜ぶ・嫌がる犬の違いが生まれる背景には、性格や年齢、犬種など、さまざまな要因があるようです。みなさんの愛犬は、雪に対してどんな反応を示しますか?
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年10月時点の情報です。
