膵臓がんの末期についてよくある質問
ここまで膵臓がんの特徴・症状・放射線治療などを紹介しました。ここでは「膵臓がんの末期」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
膵臓がんの原因について教えてください。
甲斐沼 孟(医師)
膵臓がんの原因は明確にされていませんが、がんの発症を高めるリスクとして以下のような生活習慣病が挙げられます。糖尿病
肥満
飲酒
喫煙
また、家族・親戚に膵臓がんを発症した方がいらっしゃる場合は、膵臓がんを発症するリスクが高いため注意が必要です。ほかにも既往疾患に慢性膵炎・膵管内乳頭粘液性腫瘍を持つ方もリスクが高いとされています。まずは生活習慣を整えることが、膵臓がんを予防する1つの手段といえるでしょう。
膵臓がんの末期患者への緩和ケアはどうしたらよいでしょうか?
甲斐沼 孟(医師)
膵臓がんは進行するスピードが早いことに加えて、一般的には予後が不良ながんです。進行するとさまざまな身体的な症状が出現するため、膵臓がんと診断された時から緩和ケアを介入することが大切になります。膵臓がんの進行に伴い、背中や腰に痛みが生じるため医療用麻薬を使用し疼痛コントロールを行います。また、残された時間をどのように使うかは患者さんの意向に沿って行うことが大切です。家族も踏まえ、これからの治療・ケアについて病状を受け入れつつ、話し合いを重ねていきましょう。
編集部まとめ
膵臓がんは進行が早く、死亡率も高い疾患です。がんと診断された時は、検査や治療と同時に緩和ケアの介入をおすすめします。
末期になると精神的・身体的にも負担が大きく、患者さんや家族が病状を理解する時間が十分に取れないこともあるでしょう。
また、生活習慣病のリスクを減らし、膵臓がんの発症を防ぐ生活を心がけることが大切です。
万が一、体調の悪さを長期間感じる際には、早めに病院に受診してください。

