言い逃れは許さない!
私は、夫のメッセージには何の反応もせず、言い逃れできない証拠を送りつけました。
・「次のデートどうする?」という問いかけと、金曜日の約束を取り付けたメッセージ画面
・女の制服ショット
・ラブホテルに滞在した履歴を示す画面のスクリーンショット
そして最後に一言、こう付け加えたのです。
「今どこにいる?すぐに私の実家に帰ってきてね。話があるから」
既読マークがすぐにつきましたが、返信はありません。夫はもう、逃げられない。私に主導権を握られたことにようやく気付いたのでしょう。私は、実家の座敷で、窓の外の暗闇を見つめていました。心は、静まり返った湖面のよう。
あとは、彼がこの場に現れるのを待つだけ。そして、この裏切りに、徹底的な代償を払わせるだけ。
あとがき:静かなる妻の宣戦布告
妊娠中の妻が、夫の不貞を「問い詰める」のではなく「罠にかける」選択をしたのは、自身の感情の爆発を避けるためでしょう。能天気なスタンプから一転、核心を突く質問で夫を追い詰める手腕には、彼女の強い意志が感じられます。博也の「何のこと?」という白々しい返信は、アンリをさらに侮辱するものでした。この一言が、アンリに一切の躊躇を捨てさせました。彼女が主導権を握るために選んだ、最も効果的な宣戦布告の夜。すべてはアンリの手のひらの上で進んでいることが明らかになりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

