サビキはエサ&お土産釣り
朝のサビキ釣りでは「14、15、16m辺り」のように指示が出る。
食いのよい日ならその近辺に仕掛けを下ろすだけで食いついてくるが、食い渋りの日には誘いやタナを探る必要がある。
誘いといっても仕掛けを下ろしながら、タナ付近でリールをサミングし仕掛けの落下を止めるだけ。
14、15、16mと1mずつ仕掛けを止めながら落とし込んでいき、アタリがなければ巻き上げ。
巻き上げも指示ダナ付近ではゆっくり巻くことで誘いになる。
釣れるのはアジ、サバのほか、取材日は釣れなかったがカマスが食う日もあるらしい。
サイズはアジが12~15cmくらい。
小サバは18~20cmくらい。
15匹も釣ればエサには十分だが、これはこれで面白くなかなか止められないし、空揚げや南蛮漬け用としてよいお土産にもなるので、足元のオケ一杯に釣る人がほとんどだ。
アジなどの小魚が多いということは、それを狙うヒラメも海底に潜んでいる。
船長から合図も出るが、アジ釣りはもう十分となれば、その場所でヒラメ狙いにチェンジしてもOKだ。
アジや小サバのエサ付けは基本的にはイワシエサとほぼ同じでOK。
ただし、親バリは上アゴの硬い場所に刺すが、孫バリはよく言われる肛門付近ではなく、もっと後ろの尻ビレ付近に刺すのが船長のおすすめ。
このほうがエサが元気に泳ぐためだという。
そのため仕掛け自作派ならば、親バリと孫バリの間隔はやや広め、16~17cmあったほうがエサ付けしやすく動きを妨げない。
もし間隔が短く尻ビレ付近まで孫バリが届かないようなら、背ビレの後ろ付近に刺してもOKだ。
また、アジやサバはイワシよりもヌメリが強く持ちづらい。
フィッシンググローブをしているとつかみやすく、またゼイゴや鋭いトゲで痛い思いをしなくても済む。

根掛かりを怖れずベタ底狙いを
タナはベタ底でオモリトントンで狙うのが明広丸流。
根の際を流していることもあり海底はかなり起伏がある。
船長からは「根がきたよ。10m、9m……」、「根から落ちた。15m、16m」といった具合に細かくアナウンスが出る。
目まぐるしく水深が変化するのでそれにすぐに対応できるように竿は手持ちで臨みたい。
オモリが根に当たる感覚が伝わったら、すぐに30~50cm巻き、オモリが海底をトレースしながらヒラメを誘いつつ、根掛かりも回避する。
とはいっても、根掛かりは少なからずある。
「根掛かりを怖がっていては釣れない」とは船長で、オモリは多めに持参しよう(5~6個)。
アタリはヒラメが良型のため一気に食い込むことが多いが、タナが低めのためか意外と小さなアタリのこともある。
いずれにしても単発のアタリはスルーして、連続的な引き込みが伝わったところで竿を大きく持ち上げて合わせる
鋭く強い合わせは不要だ。
巻き上げは竿を立て気味にした位置を保ちながらリールを巻くのがベストだが、大ビラメともなるとポンピングをしないと巻けないこともある。
竿を持ち上げるときはゆっくり、そして竿を下げながらリールを巻くときは、仕掛けをたるませないよう早く巻くのがコツ。
ヒラメは大型でも派手に引き込むことは少なく、重量感タップリながら比較的おとなしく上がってくるので、慌てずに落ち着いて対応しよう。
状況によっては水深5m未満の海底が見えるようなポイントを狙うこともある。
ヤリトリはあっという間だが元気なまま上がってくるのでタモ入れ時は要注意。
まずは食ったら周りにすぐに知らせておく。
すぐにタモ入れできない場合は、8の字を描くようにしてヒラメを海面で滑らせるように泳がせて待つ。
ここで暴れさせてしまうとバラシの確率が上がってしまう。


