彼のストーカー行為はしばらく続き…
実家に着いたものの、恐怖心でいっぱいだった私は「彼が追いかけてきたらどうしよう」と、なかなか家に入れませんでした。不安にしている様子を家族に気づかれて、心配をかけてしまうのもイヤだったのです。
そんなときに、同じ専門学校に通っていて、よく相談にも乗ってくれる同期から偶然メッセージが。返信すると、いつもと様子が違うことに気づいてくれて、その子から電話がきました。同期に泣きながら彼のことを話したことで私は気持ちが落ち着き、気分も少しスッキリ。翌日は、普段通りに実習へ行くことができました。
ただ、その後も、彼は車で待ち伏せしていたり、彼からの電話やメッセージの通知が鳴り止まなかったり……。ストーカー行為のようなことがしばらく続きました。しかし、相手にしないでいるうちに、少しずつ彼からの接触はなくなりました。
彼と絶縁し、ようやく平和に
彼からのストーカー行為が止んで数日経ったころ、仲のいい同期の女子が実習を受けている病院に、彼が入院したということを知りました。私と別れてから精神的に不安定になり、入院が必要になったとのことでした。
しばらく経って彼のことを忘れかけたころ、一度だけ彼の親から電話がありました。「今まで息子にやさしくしてくれてありがとう」と。彼も落ち着いたとのことでした。それ以降、彼と彼の両親からは連絡が届くことはありませんでした。
彼とのことは苦い思い出になりましたが、その後、いいことがありました。以前からいろいろ相談に乗ってくれていた同期の男性から「俺じゃダメ?」と告白されたのです! すぐにOKしたい気持ちはあったのですが、彼と別れてあまり日が経っていなかったので一旦保留。その1カ月後くらいに付き合うことになりました。その同期が今の夫です。当時、夫が相談に乗ってくれて告白してくれたからこそ、私も次に進むことができたのだと思います。
文:西島さくら/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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