「子どもができて…出ていっちゃったの」まさか…再会した恩師が探していた娘の名前/その叫びは聞こえていたのに(17)

「子どもができて…出ていっちゃったの」まさか…再会した恩師が探していた娘の名前/その叫びは聞こえていたのに(17)

娘を探しているという恩師
娘を探しているという恩師 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



あの日、親友に何があったのか。
小5の夏に、彼女は母親と姿を消した…。

地域の民生委員を務めているカヨコは、赤ちゃん訪問でやってきたとある家でアカネという若いママと出会い、彼女を見た瞬間にとある記憶が蘇ります。それは、小学校時代の親友・ナルミのこと。

家の家財道具はそのまま、学校にはピアニカも絵の具も置いたまま、ナルミとその母だけがひっそりといなくなった…。そんな記憶が瞬時に蘇るほどアカネはナルミに似ており、彼女は10代の若いお母さんで、親戚も友達もいない土地で初めての子育てに苦労しているように見えたことで、カヨコは親身になってアカネを助けようとします。

「かつて自分の前から忽然と消えたナルミの心の声を自分は聞いていただろうか」
「大人になった自分は、アカネに手を差し伸べることができるだろうか」

無縁社会に落ちてしまった母と子どもを葛藤しながら見つめる、セミフィクションコミックエッセイをお送りします。

※本記事はきむら かずよ著の書籍『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』から一部抜粋・編集しました。



登場人物
登場人物 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA


再会

大変だったそうですね
大変だったそうですね / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

旦那さんに会ったんですよね
旦那さんに会ったんですよね / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

旦那さんいい人でしたよ
旦那さんいい人でしたよ / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

叩くのはひどいけど
叩くのはひどいけど / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



考えちゃうわよね
考えちゃうわよね / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

わたしはそれさえもできなかった…
わたしはそれさえもできなかった… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

お疲れ様でーす
お疲れ様でーす / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

え?今の?
え?今の? / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



恩師との再会
恩師との再会 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

うわあ懐かしい
うわあ懐かしい / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

先生と再会できるなんて
先生と再会できるなんて / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

よかったらご案内しますよ
よかったらご案内しますよ / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



一人娘で…
一人娘で… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

なんていう名前なんですか?
なんていう名前なんですか? / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

娘の名前は…
娘の名前は… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

何か知ってる?
何か知ってる? / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



著=きむら かずよ/『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』








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