
犬飼貴丈主演のドラマ「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル」(毎週日曜深夜1:10~、ABCテレビ/TVer、FODにて配信)の第5話が12月7日に放送された。菊池(伊藤あさひ)と五十嵐(猪塚健太)が元サヤに収まる様子が描かれて胸がときめいた。X(旧Twitter)でも、「五十嵐と元サヤなの!?」「菊池を一途に愛する気持ちが報われてよかったね」「五十嵐さん、菊池くんお幸せに」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■ついにシリーズファイナルを迎える不条理ギャグBL
本作は「くらげバンチ」(新潮社)で連載中の紺吉による人気コミックをドラマ化した不条理ギャグBL(ボーイズラブ)。自分が“BL漫画”の世界に生きていることに気付いてしまった主人公の男・モブが、立ち上がりまくる“BL恋愛フラグ”に必死に抵抗しながら日々を過ごしていく。
シーズン1(2021年)とシーズン2(2022年)はCSテレ朝チャンネル1で放送され、シーズン3はLeminoで独占配信。シリーズファイナルとなる「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル」は、原作の第5巻のエピソードの映像化で、シリーズ初の地上波連続ドラマ化となる。
主人公・モブ役の犬飼をはじめ、モブの弟・綾人にゆうたろう、モブに恋したコスモスの男・菊池に伊藤あさひ、ミスターパーフェクト、バラの君・東條に塩野瑛久、BLネタを求めモブを追う和田颯ら、シリーズのメインキャスト陣が再集結。さらに、菊池に恋する白バラの男・五十嵐役・猪塚健太、モブに恋する一途な男・旗野役・世古口凌の続投に加え、今回新たに旬のイケメン俳優たちも出演し、シリーズ集大成となる本作を華やかに盛り上げる。
■モブはBがLする世界に絶対に屈しないことを心に誓う
モブはBがLする世界に絶対に屈しないことを改めて心に誓い、日々の生活を送っている。
12月の行事といえば、BがLするフラグ満載のクリスマスである。モブはこの強敵を攻略するために、ある完璧な計画を遂行する。前哨戦となる24日は人目につかない場所での単発バイトでやり過ごし、25日はそのバイト代で家族にディナーを振る舞った。
BLフラグを回避できた上、長男の威厳も示すことができ、一挙両得の成果に大満足のモブ。翌日、モブが意気揚々と駅前を歩いていると、旗野とばったり遭遇してしまう。そんな二人を、アメリカから戻った菊池(伊藤あさひ)が見つめていた。
■菊池「五十嵐、もう一度、やり直さないか?」
菊池はモブを思いつつ諦めようとする。そこに五十嵐がやってきて「久しぶりだな、菊池」と声を掛け、前髪をファサッとはらうと、キラキラと眩しく光り輝きながらほほ笑む。
五十嵐は菊池に近づき、胸ポケットに挿していたコスモスを差し出す。菊池が「これ…」と言うと、五十嵐は「おまえにぴったりだろ。俺の店の花だよ」と言う。菊池が「俺の店?」と聞き返すと、五十嵐は「花屋をオープンしたんだ」と言って上着を開いてエプロンを出し、菊池に向き直る。
「おまえのことがずっと忘れられなくて。花を見ているときだけ癒やされたから」と五十嵐が話すと菊池は花を見る。「また会えて良かった。元気でな」と五十嵐は目に涙をためて立ち去ろうとする。
すると、菊池は五十嵐の腕を取って引き止め、バックハグをする。「五十嵐、もう一度、やり直さないか?」と菊池が言うと、「菊池」と名前を呼ぶ五十嵐。「やっと分かった。僕には五十嵐が必要なんだって」と菊池は真剣な顔で言う。
五十嵐は菊池に向き直り「その言葉、ずっと待ってたよ」と言うと「待たせてごめん」と菊池は告げる。五十嵐が「謝って済むかよ」と悪態を着くと「じゃ、どうすれば?」と菊池は質問する。
「どうすれば?」と五十嵐が半ば呆れておうむ返しし、菊池の頬に手をかけて「もう、分かってるだろ」と言う。そして、ゆっくりと顔を寄せていき、互いにキスを交わしたあと、幸せそうな笑顔で見つめ合うのだった。
モブを追っていた菊池が結局五十嵐と結ばれて驚いたが、幸せな気持ちになって胸がときめいた。X(旧Twitter)でも、「五十嵐と元サヤなの!?」「菊池を一途に愛する気持ちが報われてよかったね」「えっえっえええええ 菊池と五十嵐が…」「二人の好きの感情が溢れていた」「五十嵐と菊池のシーン素敵だった」「五十嵐さん、菊池くんお幸せに」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳

