義母「今日はカレーだけど、妊娠中は刺激物ダメよね」そう言って目の前に置かれたのは、湯気のない…!

義母「今日はカレーだけど、妊娠中は刺激物ダメよね」そう言って目の前に置かれたのは、湯気のない…!

妊娠中、義実家に泊まりで訪問したときのこと。夕食の準備をしていた義母から……。

妊娠中の義実家訪問。食卓を前にして…

義母から「今日はカレーだけど、妊娠中だから刺激物は食べられないよね」と声をかけられました。突然のひと言に戸惑いながらも、気遣ってくれているのだと思い、「ありがとうございます」と返しました。


そして夕食の時間になり、テーブルを見ると……義父母と夫の前には、手作りのカレーとスープが並んでいました。一方、私の前に置かれていたのは、冷めたカップ焼きそばとインスタントのお味噌汁だったのです。


カレーといっても市販のルー(中辛)を使っており、私も普通に食べられたと思います。自分だけ別の食事を用意されたことに、歓迎されていないような気持ちになり、戸惑いと悲しさがこみ上げました。思わず夫に小さな声で「私、何か悪いことしたかな」と聞いてしまうほど、不安な気持ちに。


その場では空気を悪くしたくなくて何も言えず、笑顔で食事をしましたが、心の中には強い疎外感が残りました。後で夫に正直な気持ちを打ち明け、「今後一緒に食事をすることがあれば、みんなで同じものを囲みたい」と、義母にやんわり伝えてもらうことにしました。


その後、夫が私の気持ちを義母に伝えてくれたおかげで、次に訪問したときからは、私だけが区別されることはなくなりました。悪気がなくても、受け取る側の状況によっては心に引っかかることがある——。無理に我慢せず、信頼できる相手に自分の気持ちを言葉にして伝える大切さを実感した出来事でした。


◇ ◇ ◇


妊娠中は体調や食事に気を配る場面が増えるぶん、周囲の何気ない対応が、いつも以上に心に残りやすかったりしますよね。たとえ善意からの行動であっても、「区別されている」と感じてしまえば、不安や寂しさにつながることもあります。お互いに気持ちよく過ごすためにも、気遣いと同時に“受け取る側の気持ち”を想像する姿勢を大切にしたいですね。


著者:小林みさき/30代 女性・会社員。4歳の女の子を育てるママ。趣味は音楽をきくこと。

イラスト:ホッター


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)


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