「1回50万円」精巣を切る手術しか道はない…男性不妊が発覚した夫婦を襲う“高額治療”の壁【作者に聞く】

「1回50万円」精巣を切る手術しか道はない…男性不妊が発覚した夫婦を襲う“高額治療”の壁【作者に聞く】

原因がわかってよかった慰めても黙り込む夫。そして彼の口から出てきた言葉は…。
原因がわかってよかった慰めても黙り込む夫。そして彼の口から出てきた言葉は…。 / 画像提供:ぺ子さん

SNSやブログで実話をベースにした作品を多数発表してきたぺ子(@peko_comic)さん。なかでも、フォロワーの実体験を元に描かれた「原因は、俺…?」は、多くの反響を呼んだ一作だ。本作では、不妊の原因が夫にあったという重い現実と、それを知った夫婦の葛藤が描かれている。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

■不妊の原因が「夫側」にあると知った瞬間に崩れた日常
「原因は、俺…?」7-1
「原因は、俺…?」7-1 / 画像提供:ぺ子さん

7-2
7-2 / 画像提供:ぺ子さん

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7-3 / 画像提供:ぺ子さん

検査の結果、夫は精子数がゼロという衝撃的な事実を突きつけられる。妻はすぐに医師へ相談し、男性不妊への治療法がないかを尋ねた。医師から説明されたのは、精巣から直接精子を採取する「TESE(精巣内精子採取術)」。だが、治療してみなければ結果はわからず、さらに当時1回あたり50万円という金額にも夫婦は息をのむ。

病院を出た帰り道、妻は夫に「原因がわかってよかったね」と優しく声をかける。しかし、夫は黙り込み、そして絞り出すように告げた。「……離婚しよう」。

2年間タイミング法がかすりもしなかったのは、妻の問題だと信じていた夫。だが、実際は自分が原因だったと知り、妻の未来を奪いたくないと考えた末の決断だった。「俺とは離婚して、他の人と一緒になって……子どもがいる未来を歩んでほしい」そう涙ながらに語る夫に対し、妻は思いも寄らない“ある言葉”を返すのだった。

■不妊は「女性の問題」という思い込み
ぺ子さんは、不妊原因が女性にあると誤解されがちな背景についてこう語る。不妊の原因は男女比で見るとほぼ半々。しかし、妊娠・出産を担うのが女性であるがゆえに、「不妊=女性側の問題」という社会的イメージが根強く残っているという。

自身も多嚢胞性卵巣で3カ月無排卵という診断を受け、夫も数値が低めだった。それでも治療を続け、二人の子どもを授かった経験を持つているぺ子さん。「治療すれば必ず授かるわけではないけれど、気になる人はまず病院に相談してみてほしい」と語る。

■フィクションと実話の狭間で描かれる“夫婦の痛み”
本作は事実に基づいたフィクションであり、誰か一人の物語ではない。ぺ子さんが取材し、集まった複数の声を編み、夫婦それぞれの痛みや孤独を丁寧に描いた作品となっている。SNSやブログには他にも実話ベースの物語が多数投稿されているので、気になる人はぜひのぞいてみてほしい。
※この作品は事実に基づいたフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。


取材協力:ぺ子(@peko_comic)

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