朝晩と日中で10℃以上の気温差は、自律神経が乱れがちになります。人の体は一定の体温を保つために、自律神経(交感・副交感)がバランスを取りながら働いています。しかし、急激な気温の変化は、自律神経が体調を一定に保とうと過剰に働くことがあり、不調をきたします。そこで、自律神経を整えるストレッチなどを、パーソナルトレーナーの柴雅仁さんに聞きました。
【えっ!】写真で見ると簡単! 今すぐできる肩甲骨“ほぐし”がコレです!

自律神経を整えるストレッチとは?
肩甲骨が固くなると呼吸が浅くなりがち
Q.体のどの部分にアプローチをすると、自律神経を整えることができるのでしょうか。
柴さん「自律神経が乱れると、胸まわりや肩甲骨まわりが固くなって呼吸が浅くなったり、動きが制限されてしまう恐れがあります。
ストレッチやエクササイズを取り入れて、胸・肩甲骨まわりを日常的にほぐすことが、予防や改善につながります」
Q.では、肩甲骨周辺にアプローチできるエクササイズを教えてください。
柴さん「タオルを使った2つのエクササイズがおすすめです。使用するタオルは、長さ約80センチのタオルがよいです。
◆肩甲骨の下部のトレーニング
(1)椅子に座り、胸を張って顎をひき、首を真っ直ぐにする
(2)フェイスタオルの両端を持って胸の前に腕を伸ばす
(3)うなじを立てたまま両手を上げ、元に戻す
(4)これを10回繰り返す
◆肩甲骨の中部と下部のトレーニング
(1)椅子に座り、胸を張って顎をひき、首を真っ直ぐにする
(2)両手でフェイスタオルの両端を持って両腕を上げる
(3)肩甲骨を下げながら、腕を頭の後ろに下ろす
(4)これを10回繰り返す」
Q.タオルを使用したエクササイズで他にもあったら教えてください。
柴さん「肩甲骨のエクササイズに加えて、足にも負荷をかけたエクササイズを紹介します。
◆ワイドスクワット
(1)足を開き、つま先を斜め45°外に向ける
(2)フェイスタオルの両端を持って腕を下ろす
(3)お尻を引いてしゃがみながら、タオルを胸の前に伸ばす
(4)これを10回繰り返す
◆ワイドスクワット バンザイ
(1)足を開き、つま先を斜め45°外に向ける
(2)フェイスタオルの両端を持って腕を下ろす
(3)お尻を引いてしゃがみながら、両腕を頭上に上げる
(4)これを10回繰り返す
ぜひ、やってみてくださいね」
