3COINS（スリーコインズ）で購入したランチョンマットとナプキンに刺しゅうを施してアレンジする動画がYouTubeに投稿され、「美しい」「凄すぎます」と注目を集めています。
投稿者は、人気の刺しゅう教室「Atelier アンナとラパン」（東京都）を主宰する、刺しゅう作家のannas（アンナス）／川畑杏奈さん。自身のYouTubeチャンネル（@annasannas）では、さまざまなアレンジアイデアの発信や、制作しながらのトーク配信などを行っており、以前には、ユニクロのシャツをおしゃれにアレンジする動画が話題になりました。
今回刺しゅうを施すアイテムは、3COINSの「ランチョンマット」と「ナプキン&リボンセット」（各330円）。どちらもクリスマスアイテムとして販売されており、ランチョンマットはフチが赤色、ナプキンはフチが緑色（リボンは赤色）と、クリスマスカラーになっています。
その2つのカラーを見た川畑さんは、著書である『新版 annasの小さな刺繍図案 針と糸で描く12の物語』（光文社）に収録された「星の王子さま」のページにある流れ星をナプキンに。次に「マッチ売りの少女」のページにあるヒイラギをランチョンマットに、それぞれ刺しゅうすることに決めました。
まずはナプキンから。流れ星の図案は150％拡大し、ナプキンの右下の角あたりにチャコペーパー（布用の複写紙）を使って写しています。糸は、星部分には濃いめの山吹色、星の後ろの三本のラインには黄色と黄土色とベージュを使っています。
刺しゅう枠で布を張り、糸は2本どりで、最初はひし形を6個作って星の部分を作っていきます。次に、流れ星の尾である三本のラインは、一番淡い色の糸を真ん中に。刺しゅうする際は各ラインの真ん中あたりに基準を入れて斜めからスタートし、ラストは最後尾の角度になるように進めていきます。
流れ星の尾の部分の糸の向きをそろえつつ、3つの色で刺しゅうしたら、流れ星が完成です。仕上げに水をつけた綿棒を使って図案を消しています。なお、このあとにアイロンをかけるので、霧吹きをかけて消してもいいとのこと。
濃い黄色の流れ星がほどよく存在感があり、フチの緑色にもマッチしていて、ぐんとナプキンがおしゃれになりました！ 付属のリボンも濃いめの赤色で、こちらにも違和感なく合っています。
続いてランチョンマットです。こちらも同じく図案を写していきますが、そのまま普通に写したあとに、図案のコピー用紙をひっくり返して反転させたものを、すぐ右隣に写すことにしました。左右対称で、ヒイラギの枝の部分が交差するデザインがかわいらしいです。
糸は2本どりで、まずは赤い実をすべて刺しゅうしてから、次に緑色の葉っぱと続きます。最初に葉の各トゲの先に針を入れ、それぞれ葉の中心に向かって斜めの“ガイド線”を入れておくことで、葉のギザギザ感が表現しやすくなるとのこと。
葉っぱはガイド線の間を埋めるような形でやや放射状に刺していき、また3枚の葉のうち、大きめの2枚は葉の左右を濃い緑色と薄い緑色で分けて刺しています。
最後の枝（茎）部分は、少し存在感を出したいため、糸を3本どりに。こちらはアウトラインステッチで刺していきます。もう片方のヒイラギも同様に施したら完成です。
左右対称のデザインがかなり立派な印象で、明るい赤色が白いランチョンマットに映えて、こちらもおしゃれでかわいく仕上がりました！ どちらのアイテムも華やかになり、クリスマスパーティーにぴったりですね。
ちなみに、詳しい刺しゅうのやり方は動画で確認できますよ。
動画には、「可愛いですね」「ポイント使いもかわいい」「すっごく可愛いです。やはり先生のデザインと色のセンスは、いつもながら素敵です」などの声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「annas川畑杏奈」では上記以外にも、クリスマスシーズンを楽しむ、トナカイを刺しゅうする動画などが公開中。情報はInstagram（@annastwutea）でも発信しており、セレクトショップ「Net store アンナとラパン」ではオリジナルの刺しゅうキットや、作家の目線で選んだ刺しゅう道具を販売しているので、興味のある人はチェックしてみるといいでしょう。
川畑さんは、他にも刺しゅう図案のサブスクリプション「annasの毎月の刺繍」を運営。さらにパンやスイーツといったおいしい食べ物や雑貨の図案が詰まった著書『annasのおいしい刺繍CAFE&SWEETS』（河出書房新社）や、17冊目となる最新刊『annasの雑貨の刺繍～文具店、手芸店、園芸店、洋品店…etc.街角で出会ったかわいい小物たち～』（光文社）も販売中です。
動画提供：YouTubeチャンネル「annas川畑杏奈」
