猫の体に『白い粉』が現れる原因5つ 病気の可能性も?予防法まで解説

猫の体に『白い粉』が現れる原因5つ 病気の可能性も?予防法まで解説

3.脂漏症

背中を噛む猫

脂漏症は、猫の体に白い粉のようなフケが目立つ原因のひとつです。脂漏症という名前から皮脂の過剰分泌のように思われますが、実は過不足のバランスが崩れたときに起きる症状で、皮脂分泌の異常によって皮膚や被毛に異常が出る状態のことを指します。

皮脂が不足すれば、前述の乾燥のように皮膚の表面がカサついてフケになりやすくなります。逆に過剰な場合には、被毛に皮脂が残りベタつくことでフケが落ちずに目立ちやすくなります。

脂漏症の原因には体質やホルモンの異常、基礎疾患などが関わることがあるため、まずは動物病院での診断が優先されます。その上で、獣医師より食生活の見直しや薬用シャンプーの指示を受けましょう。

4.寄生虫(ネコハジラミなど)

かゆがる猫

完全室内飼いだからといって、寄生虫に感染する可能性が決してゼロではありません。猫の体に白い粉が現れる原因のひとつにも、寄生虫の存在があります。代表的なのはネコハジラミで、被毛についた成虫や卵がパラパラと白い粉を振ったように見えます。

ネコハジラミが寄生すると、フケだけでなく皮膚の赤みやかゆみ、発疹が出てきます。直接猫の体に接触することによってほかの猫にも容易に感染することから、感染猫の隔離と同居猫のチェックも重要です。

駆虫は、スポットタイプや薬用シャンプーで可能ですが、感染猫の使った寝床やキャットタワーなども洗浄が必要です。

なお、ネコハジラミは人や犬には感染しませんが、人や犬を介してほかの猫に感染させてしまうことには注意してください。

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