部屋の隅で見つけた“謎の段ボール”→開けたら……「ちょっと待って」「あーーー!!!」 圧巻の“中身”が96万表示

部屋の隅で見つけた“謎の段ボール”→開けたら……「ちょっと待って」「あーーー!!!」 圧巻の“中身”が96万表示

 人形作家が、収納部屋の片隅で見つけた古い段ボール箱を開けてみると……? 中に入っていた驚きの品がX(Twitter)に投稿され、関連投稿の総表示数が96万回を突破するなど注目を集めています。

 投稿者は、人形作家の「ぴこうさ」(@pikousa2)さん。日頃から「絵本のような、ぬいぐるみのような、幻想的で物語性のある動物のお人形」を制作しており、うさぎや動物をメインとした作品が人気を集めています。2025年10月17日から11月2日には、大阪府で個展も開催していました。

 ある日、個展を終えて戻ってきた人形の片付けついでに収納の見直しをしていたある日のこと。収納スペースの片隅に古びた段ボール箱を見つけたぴこうささんは「ちょっと待って」と驚きの声を上げました。この箱の中には緩衝材などを入れていると思っていたのに、何か硬いものが入っていることに気づいたのです。

 「もしや……実家から連れて来た人形だなこれは……誰が入っているんだ……」と、中を見てみることにしたぴこうささん。いったいどんな人形が入っているのでしょうか。

 段ボールを手元でよく見てみると、側面に手書きの文字で「月に謳う」と書かれ、動物達が背中に重なり合いながら丸い月に向かって口に何かをくわえているような絵が描かれていました。この絵を見た瞬間に中身がピンときたのか、ぴこうささんは「あーーー!!! なるほど!!! これはこのまましまうしかないわ!!」と納得した様子です。

 中に入っていたのは、ブレーメンの音楽隊を和風に制作した「月に謳う」という作品でした。ぴこうささんによると、花札の装飾をした年老いたロバ(桜)・柴犬(藤・赤タン)・三毛猫(盃と菊)・日本鶏(桐)が月に向かって南無阿弥陀仏を高らかに謳い上げているシーンとのこと。唯一無二の独創的なデザインや造形は圧巻の一言で、じっくりと細部まで見入ってしまいます。

 ぴこうささんは続く投稿で「ちなみに心の中のタイトルは『楽しい老後』で、ロバ、三毛猫、月で月見花見で一杯です。 めでたいですね!」と作品について語っています。心の中がほっこり温かくなるこの作品は、ぴこうささんは描いたかわいらしいイラスト入りの箱の中で静かに眠っていたようですね。

 思いがけずに箱から出てきた和風なブレーメンの音楽隊の人形たちに、Xでは「ブレーメンの空也上人! めっちゃかわいい!! 花札のイラストも含めて、全部すごい発想だ 箱の絵もとてもゆるくてかわいい」「めちゃくちゃ欲しくて泣いた」「ブレーメンの南無阿弥陀!!」「口から出ているのが空也上人のに似てるなぁと思ったら、南無阿弥陀仏を謳っているからなんですね」と、驚きや称賛の声が寄せられました。

 また「箱に絵を描いておくって賢すぎです!」「とてもわかり易い!」と側面に絵を描いておく収納法もわかりやすいという声も届いています。

 ぴこうささんの作品は、XだけでなくInstagramアカウント(@pikousa)でも公開中です。

画像提供:「ぴこうさ」(@pikousa2)さん

配信元: ねとらぼ

提供元

プロフィール画像

ねとらぼ

「ねとらぼ」は、ネット上の旬な情報を国内外からジャンルを問わず幅広く紹介するメディアです。インターネットでの情報収集・発信を積極的に行うユーザー向けに、ネットユーザーの間で盛り上がっている話題や出来事、新製品・サービスのほか、これから興味関心を集めそうなテーマや人物の情報などを取り上げ、ネットユーザーの視点でさまざまなジャンルのトレンドを追います。