老舗百貨店「三越伊勢丹」で営業する和菓子のセレクトショップ「菓遊庵」。そこで人気の京都銘菓、宝入船(亀屋良長)について見ていきましょう。
「宝入船」とは
亀屋良長は、1803年に創業された京都・四条醒ヶ井の老舗和菓子店。初代店主は、店先に湧き出る名水「醒ヶ井水」を求め、この地に店を構えたそうです。以来、約220年にわたり名水を材料の一つとして京菓子づくりを続けています。
そんな亀屋良長で人気を集めているのが「宝入船」。「懐中しるこ」という、最中(もなか)の皮の中に具を仕込んだ商品で、お湯を注ぐだけでお汁粉が楽しめます。皮はお餅のようにふやけて、もっちりした食感に。ユニークなのが「おみくじ付き」という仕掛けです。具には、松・竹・梅・桜・亀といった吉兆モチーフの琥珀羹(ゼリー)が1つ隠されており、お湯で溶かすことでそれが顔を出します。どのモチーフが出るかは運しだいなので、食べる前のワクワク感も楽しめるのがこの商品の大きな魅力です。
購入者の声
「亀屋良長さんの、おみくじしるこ宝入船。毎年のお楽しみ。今年も大吉でした。良い1年になったらいいな」「おみくじに娘とワクワクしながらお湯を注ぎました。可愛いうめとたけが入ってました」「我が家のお正月のお楽しみ。私はさくら、主人と娘はたけが出ました」「可愛くて美味しかった…毎年の楽しみ」「ああああ、あたたかくて和の甘味で超おいしい。こういうの今まさに食べたかったー。心と体の隅々まで、しみる〜〜」といった声がSNSで寄せられていました。

