義母からのメッセージ
その日の夜は、泣きながら彼が買ってきた弁当を食べました。そこに愛は感じられませんでした。
そして、翌日の昼、突然、スマホの通知が鳴りました。表示されたのは、お義母さんからのLINE。 普段は何か用事があるときにだけ連絡をくれるのに、どうしたんだろう、と開いてみると、そこには信じられないメッセージが書かれていました。
「ゆみこちゃん、元太から話は聞きました。息子は昔からこうだから、ゆみこちゃんにはいろいろ我慢をさせちゃってごめんなさいね。でも、元太も悪気があるわけじゃないの。どうか、許してあげてくださいな」
…は?私は、スマホを握りしめたまま、その場に立ち尽くしました。元太が、私たちの夫婦喧嘩を、お義母さんに相談した…? そして、お義母さんは、元太の言い分だけを聞いてかばっている?
この瞬間、私は自分の理不尽な状況を理解しました。私の夫は、自分の母親に夫婦喧嘩を報告し、仲裁を依頼したのだと。このLINEは、元太のマザコンがどれだけ常軌を逸しているかを示す証拠でした。そして同時に、これまで「仕方ないもの」として片づけてきた夫のマザコンを、このままにはしておけないと考えるきっかけになりました。
あとがき: 夫婦の溝と母親の影
元太の行動が引き起こす夫婦間のコミュニケーション不全と、その裏に潜む「母親の存在」が描かれています。元太の行動は、単なる「マザコン」ではなく、自分の非を認められない幼さからくるものでした。
さらに、お義母さんからのLINEは、ゆみこの心を深く傷つけました。元太の行動は夫婦の問題を親に報告し、解決を人任せにする幼稚さを決定づけています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

