Xのバズをきっかけに状況が一変
ネットショップ販売は準備できたものの、食品の販売店舗とどう交渉すればよいか思案していたOUMIさん。その矢先、Xでsinkopの記事を書いたミュージアムグッズ愛好家の大澤夏美さんが、くまグミを紹介していたことに気づいたといいます。
同時に、月に数件しかなかったくまグミの注文が入りはじめ、「何が起きているの……?」と驚いたOUMIさんは、今回のたばねさんによる投稿がXで注目を集めていたことを知ったのでした。そして在庫を見るとなんと残り“1袋”。急いで在庫を増やし、帰宅して状況を整理し、たばねさんにお礼のコメントを送ったそうです。
くまグミはその2日間で100袋売れ、1人で20個購入した人も。さらに1週間がたつと、たばねさんの投稿を見た販売店から問い合わせが相次ぎ、販路に困っていた状況が一変。ついに年明けには北海道の空港や駅で販売できそう、というまでになりました。
この状況についてOUMIさんは「この展開はXで話題にしてくださった皆様のおかげです!! 寡黙だった山田さんも、今では『3Dプリンターで作るなら、この彫り方の方がいいか?』と、新しい作り方や技術にも積極的に意見を出してくれるようになりました。伝統を継承していくことに加え、ご本人も新しい取り組みを続けていく未来が見えていると感じています」とコメント。「この商品は、1袋売れるたびに木彫り作家の山田さんにも売り上げの一部が入るので、これからも一緒に頑張って売っていきます!」と意気込みを語りました。
新たな北海道土産として“発見”された「くまグミ」。伝統を取り入れつつ、かわいくてユーモアもある定番のお土産として、さらに広がっていきそうですね。

