アンリは離婚を回避した夫に対し、3つの条件を突きつけた。さらに二度目の過ちがあれば職場への証拠公開を約束させ、証拠の画像を消すことを拒否。夫に一生消えない「鎖」をかけるのでした―――。
夫へ出した条件
私は博也の土下座を意に介すことなく、静かに条件を突きつけます。私の声は、まるで取引を持ちかける弁護士のように、冷たく、感情がなかったと思います。
「博也、離婚はしたくないんだね。反省してくれてるならいいけど、私から出す条件を飲んでくれる?」
彼は泣き腫らした目で、力強く頷きました。夫は、条件をのまなければ、私がすぐにでも離婚届を突きつけるとわかっていたようです。
素直に頷く夫に追い打ちを
まず1つめの条件は、スマホにGPSの追跡アプリを入れること。2つ目は、スマホチェックを拒否しないこと。そして、3つ目は、生活費の管理を私に一任し、自分はお小遣い制にすること。
博也は、どの条件にも、「わかった、従う」と小さな声で答えたわ。彼の身体はすっかり小さくなり、抵抗する力はないようです。
これまで私にそれなりの生活費を渡す以外はお金を自由に使い、行動も無制限だった夫にとって、地獄のような日々になるでしょう。でもそれは、家族を裏切った自分のせいです。

