「二度はない」一生の弱点を握られた夫
そして、私は今後の裏切りが起きたときのことについても釘をさしました。
「もしあなたが次の裏切り行為をしたら、その瞬間に離婚。それだけじゃなくて、この件のすべての証拠を、あなたの両親や親族に見せるし、職場の人たちにもバラす。あなたはすべてを失うからね?わかった?」
彼は顔を上げ、私の目を見て、震えながら「わかった」と答えた。その時、博也が小さな声で言った。
「あの制服の写真は消してくれないかな…本当に、出来心だっただけで…」
その言葉に、私はこの夜初めて、心からの笑みを浮かべました。とても穏やかで、優しい笑顔だったと思う。
「あそれはできないよ。この証拠は、私が一生持ち続けとくから」
私は証拠を消すことは、決してないと伝えました。なぜなら、それが彼を支配し続ける、最も強力な鎖になるから。彼は一生、私がそのデータを公開するかもしれないという罪悪感と恐怖を背負って生きていくことになる。
私は自分や子どものメリットのため、この不倫を「主導権の掌握」という形で決着させました。夫の罪をゆるすのではなく、彼を生かさず殺さず、罪悪感を燃料にして、これからも私と子どもたちへの献身を続けさせるように。
これが、裏切り者の夫に対する私から究極のしっぺ返し。憎めないけど反省が必要な夫に、私は、一生消えない罰を与えたのです。
あとがき:支配を完成させる究極の罰
アンリが選んだ制裁は、離婚という「解放」ではなく、結婚生活という名の「監獄」でした。GPS追跡、財産管理、そして携帯チェックは、博也の自由と独立心を徹底的に奪い去るための物理的な鎖です。
しかし、最も強力な鎖は、アンリが手放さなかった「証拠のデータ」でしょう。それは、博也が一生背負うことになる罪悪感と、社会的な破滅への恐怖という名の精神的な鎖。不倫の代償の大きさを再認識するお話でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

