【2025年冷凍食品動向】家庭用数量は前年並み、業務用は数量・金額ともに堅調推移【冷食協会・藤江会長】

【2025年冷凍食品動向】家庭用数量は前年並み、業務用は数量・金額ともに堅調推移【冷食協会・藤江会長】

〈2025年における協会活動の成果と課題〉

冷食協では主に広報活動と品質・技術事業の2つの軸で取り組みを進めている。

はじめに広報活動について、今年度は10月18日の冷凍食品の日にあわせ、10月17・18日に消費者向けのPRイベント「手間抜きレストラン」を開催した。

イベントの手ごたえについて、藤江会長は「大変有意義なイベントとなったが、その中で特に印象が深かったのが、ゲストの大友花恋さんが「手間抜き」という言葉を『手間を分け合っている』というポジティブな言葉で表現したことがとても印象的であった」と語った。

手間抜きレストラン 手間抜きレストラン試食

地方メディアミックスについては、今年は横浜・大阪・静岡の3地域において、ラジオ番組とタイアップしたイベントなどを行った。どうしても協会が東京に位置するということで、イベントが東京に偏りがちだが、冷凍食品のファンや会員企業は全国に点在しているため、地方に向けた広報活動は、エリアバランスなども考えながら今後も積極的に行っていく方針だ。

消費者向けPRイベントは、来年度以降も若年層に向けたアプローチを考えている。今年度のイベントの結果や会員の声をふまえ、現在事務局で検討を進めている。

新しい認定制度や認定マークをより多くの人に知ってもらうために、協会ホームページでの周知活動も展開した。今年は協会ホームページをリニューアルし、利用者にとってわかりやすく親しみやすい設計とした。

2026年度は、引き続き冷凍食品認定制度と新認定マークの周知活動を行うとともに、表示改正への対応を進める。

〈冷食日報 2025年12月10日付〉

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