掻痒症の前兆や初期症状について
掻痒症では、湿疹などのかゆみを引き起こす皮膚の異常がみられないにもかかわらず、かゆみを感じるという症状があらわれます。
かゆみは持続的なもの、発作的に生じるもので、「急にかゆみが襲ってくる」、「体の中からかゆみが湧いてくる」と表現されることもあり、蕁麻疹や湿疹のときにみられるかゆみとは異なるといわれています。
かゆみの程度には個人差がありますが、かゆみによって夜間の睡眠が妨げられるなど、日常生活に支障をきたすという方も少なくありません。
掻痒症の検査・診断
掻痒症の診断は、問診と視診が中心になります。
かゆみを引き起こすような基礎疾患や薬剤の服用歴、生活歴についてくわしく聴取し、皮膚の乾燥の程度を確認します。なんらかの内臓疾患などが疑われる場合、必要に応じて血液検査、画像検査を行うこともあります。

