「あの子に子育ては難しいと思う」明かされた18歳ママの「事情」。気付けなかったサイン/その叫びは聞こえていたのに(19)

「あの子に子育ては難しいと思う」明かされた18歳ママの「事情」。気付けなかったサイン/その叫びは聞こえていたのに(19)

あの子に子育ては難しいと思うわ
あの子に子育ては難しいと思うわ / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



あの日、親友に何があったのか。
小5の夏に、彼女は母親と姿を消した…。

地域の民生委員を務めているカヨコは、赤ちゃん訪問でやってきたとある家でアカネという若いママと出会い、彼女を見た瞬間にとある記憶が蘇ります。それは、小学校時代の親友・ナルミのこと。

家の家財道具はそのまま、学校にはピアニカも絵の具も置いたまま、ナルミとその母だけがひっそりといなくなった…。そんな記憶が瞬時に蘇るほどアカネはナルミに似ており、彼女は10代の若いお母さんで、親戚も友達もいない土地で初めての子育てに苦労しているように見えたことで、カヨコは親身になってアカネを助けようとします。

「かつて自分の前から忽然と消えたナルミの心の声を自分は聞いていただろうか」
「大人になった自分は、アカネに手を差し伸べることができるだろうか」

無縁社会に落ちてしまった母と子どもを葛藤しながら見つめる、セミフィクションコミックエッセイをお送りします。

※本記事はきむら かずよ著の書籍『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』から一部抜粋・編集しました。



登場人物
登場人物 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA


生きづらい子

こんなところに住んでるの…
こんなところに住んでるの… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

ひとつだけお願いがあります
ひとつだけお願いがあります / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

一時保護されています
一時保護されています / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

どうか今は
どうか今は / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



決まってるじゃないの
決まってるじゃないの / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

寄り添ってくれてありがとう
寄り添ってくれてありがとう / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

どこまで寄り添えていたのか…
どこまで寄り添えていたのか… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

だから驚かないわ
だから驚かないわ / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



気がつかなかった?
気がつかなかった? / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

思い返せば…
思い返せば… / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

ああ、そうか
ああ、そうか / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

あれはサインだったんだ
あれはサインだったんだ / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



チャイムを鳴らし
チャイムを鳴らし / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

再会
再会 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

元気にしてたの?
元気にしてたの? / (C)きむら かずよ/KADOKAWA

脳内に浮かぶ言葉
脳内に浮かぶ言葉 / (C)きむら かずよ/KADOKAWA



著=きむら かずよ/『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』








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