「寒気と頭痛」の症状は”くも膜下出血”の可能性も?症状別に医師が解説!

「寒気と頭痛」の症状は”くも膜下出血”の可能性も?症状別に医師が解説!

「寒気と頭痛」の正しい対処法は?

寒気が強いときは、1枚多く着る、毛布を増やすなどで体をしっかりと温めましょう。逆に、寒気が治まり体が熱くなったら、服や毛布を減らして対応します。風邪による頭痛は、冷やしたタオルや氷のう、タオルに包んだ保冷剤などで冷やすと、楽になることもあります。
寒気や頭痛に効果がある市販薬には、胃に優しく幅広い年代の方に使いやすいアセトアミノフェンや、痛みを抑える作用が強いイブプロフェンなどがあります。体質や持病に合わせて適切なものを選んでください。
ただし、薬はあくまで症状を和らげるものです。ウイルスを退治して早く治すには、睡眠と水分を十分にとり、自身の免疫力を高めることが大切です。水分をこまめに摂り、体をゆっくり休めましょう。
また、症状が強くなってきた場合は、セルフケアだけでは対処できないケースも少なくありません。また、頭痛が非常に強い

「寒気と頭痛」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「寒気と頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

寒気と頭痛があるのは風邪の前兆でしょうか

伊藤 陽子(医師)

寒気と頭痛は、風邪の前兆の可能性があります。体内にウイルスが侵入すると、私たちの体は体温を上げてウイルスと戦おうとします。このとき、筋肉を震わせて熱を作り出すために寒気(悪寒)を感じるのです。つまり、寒気と頭痛がある場合、これから熱が上がる可能性が高いと考えられます。経口補水液やゼリー飲料、レトルトのおかゆなどの備えがあるか確認しましょう。

寒気を感じると頭痛が起こることもありますか?

伊藤 陽子(医師)

寒気のあとに頭痛が起こることもあります。よく見られるのは、発熱の前兆で寒気が起こり、その後体調が悪化して頭痛がするケースです。水分を摂ってゆっくりと休みましょう。市販の解熱鎮痛剤を服用すると楽になることがあります。市販薬で体調が改善しない場合は、内科の受診を検討しましょう。また、ストレスから自律神経のバランスが乱れ、寒気や頭痛が起こる場合もあります。ゆっくりとリラックスし、深呼吸をしてみましょう。頻繁に起こる場合は、心療内科やかかりつけの内科で相談してみてください。

悪寒がして頭が痛いけれど熱はない場合何科を受診すべきですか?

伊藤 陽子(医師)

悪寒と頭痛があっても熱は無い場合、まずは内科を受診するのが一般的です。熱がなくても、感染症の初期や自律神経の問題など、内科的な要因が考えられるためです。ただし、頭痛が非常に激しい、言葉が出ない、手足の痺れといった症状がある場合は、脳神経外科や神経内科をすぐに受診してください。

熱が出て寒気と頭痛がするときは風邪薬を飲んだほうが良いですか?

伊藤 陽子(医師)

風邪薬を飲んだ方がよいかどうかは、そのときの症状の強さや発熱の原因によって異なります。一般的な風邪の場合、基本的には解熱鎮痛剤を含む風邪薬を飲むと症状は楽になると考えられます。熱や頭痛で眠れない、水分や食事が十分に摂れないなどの場合は、薬を飲んでゆっくり休むのがよいでしょう。
ただし、インフルエンザによる熱や寒気、頭痛の場合、解熱鎮痛剤は「アセトアミノフェン」という成分を選ぶ必要があります。市販の風邪薬には、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤が含まれる商品もあるため、インフルエンザを疑うような高熱や強いだるさ、頭痛などがある場合は受診を検討しましょう。

配信元: Medical DOC

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