
イ・ジェフンが主演を務める韓国の痛快アクションドラマ「復讐代行人3~模範タクシー~」の第4話が、11月29日にLeminoで配信された。ジェフン演じるドギが今回のターゲットである中古車販売業者を罠にかけるために扮(ふん)したサブキャラ、通称“カモドギ”は、ジェフン自身が会見で「個人的に愛着がわきました」と語っていたイチ押しキャラ。その言葉通りの愛嬌(あいきょう)あるキャラクターに視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)
■ドギらが悪質な詐欺を行う中古車仲介業者に近づく
「復讐代行人~模範タクシー~」は、同名ウェブ漫画を原作に、表向きはタクシー会社「ムジゲ運輸」、裏では秘密のプロフェッショナル集団として暗躍するキム・ドギ(ジェフン)と仲間たちが弱者に代わり、法では裁けない悪に復讐を果たす爽快なアクションエンターテインメント。
2021年に放送されたシーズン1が人気を博し、メインキャストが再集合した2023年のシーズン2は最高視聴率20%を突破。「2023 SBS演技大賞」で主演のジェフンが大賞を受賞し、“ネットユーザーが選んだ2023年最高のSBSドラマ”にも選ばれた。シリーズ第3弾は、ジェフン、キム・ウィソン、ピョ・イェジンらおなじみのキャスト&脚本家によるタッグで、さらにスケールアップした犯罪に挑む。
第3、4話で描かれているのは、悪質な詐欺を行う中古車仲介業者「ノブレス」を巡るエピソード。「ムジゲ運輸」のチャン・ソンチョル代表(ウィソン)の友人で個人タクシー運転手オ・マンス(キム・ウンソク)が被害に遭ったのをきっかけに、ドギら模範タクシーの面々が「ノブレス」に復讐代行サービスを仕掛ける展開が描かれている。
■奇抜なファッションで登場“カモドギ”
廃車寸前の水没車や資格取り消し寸前の個人タクシー車両を優良中古車に偽装して販売し、被害者の人生をめちゃめちゃにする「ノブレス」。法の抜け穴を利用した巧妙なやり口でなかなか尻尾をつかませない彼らに、「ルール通りだというなら僕らも同じ方法を」とドギ。
わざと相手のセールストークに乗っかり“カモ”になって車を買うことでエサをまき、罠にかけようという作戦だ。
■「彼女ができたんです!」ノリノリで“カモドギ”を演じるジェフン
作戦を遂行するため、ドギが今回演じたのが“カモドギ”。奇抜なファッションにむき出しの札束を持ち、薦められた車をそのまま値切りもせず何台も購入。「ノブレス」の社長で詐欺の主犯格チャ・ヒョンジン(ユン・シユン)に罠を仕掛けた。
この“カモドギ”のキャラクターが愛嬌たっぷり。光沢ある生地の青のセットアップにピンクのネクタイ、カラーサングラスという奇抜ないでたちで、故障車を買っても買ってもまたやって来て、「彼女ができたんです。サプライズで中古車を贈ろうと思って」「彼女と別れました…。新しい車で走れば気分が晴れると思って」「なんと、新しい彼女ができたんです!乗り心地のいい車をください」と、新たに車を購入していく。
とぼけた口調とひょうひょうとした雰囲気が、実に愛らしいキャラクターだ。
■視聴者くぎ付け「同じ人?ギャップがたまらん」
実はこの“カモドギ”、今作の配信開始直前に行われた制作発表会でも話題に上ったキャラクター。
「復讐代行人」シリーズの名物であるサブキャラについて記者から質問された際、ジェフンが「シーズン1、2で見せた強力なキャラクターたちを果たして超えることができるか、たくさん悩んで緊張もしました」「3、4話で登場するのは、かわいらしくて愛すべきキャラクター。僕は個人的にそのキャラクターに愛着がわきました。(詐欺の)カモなので僕たちは“カモドギ”と呼んでいます」と明かしていた。
その“カモドギ”の活躍が描かれた第4話は、視聴者からも「カモドギかわい過ぎる(笑)」「カモドギめっちゃ好き」「クセになるキャラ!」の声が続々。終盤で迫力満点のカーチェイスや1対1アクションを披露したドギとのあまりの違いに「ドギとカモドギ同じ人?ギャップがたまらん」「イ・ジェフンの演技がすごい!」と、演じるジェフンへの称賛の声も寄せられた。
今回もスカッとする展開で復讐代行を完遂したドギら模範タクシーの面々。だが4話ラストでは、時計店の片隅で模範タクシーのステッカーを握りつぶし「殺してやる…」とつぶやく男性の姿が…。次回につながる不穏な描写に「次回が気になる」「早く見たい!」の声も上がっている。
「復讐代行人3~模範タクシー~」は、毎週金・土曜に新エピソードをLeminoで配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

