1.しつこくされたから
猫は、しつこくつきまとわれたり、いつまでも撫で続けられるのが嫌いです。そのため、飼い主さんが過剰にスキンシップを取ると、怒ってしまうことがあります。爪で引っ掻こうとしたり、走って逃げてしまったときは、怒っていると考えていいでしょう。
とくに、撫でられることに関しては、一定の許容量を超えるとキゲンが悪くなる場合が多いようです。最初はゴロゴロ甘えていても、すぐに飽きてしまうのが猫。気分が乗らないときに撫でられるのは、猫にとってストレスにしかなりません。
こんなときは、それ以上触ろうとせず、しばらくそっとしておいてあげるのがおすすめです。猫とのコミュニケーションは、猫主導で行うと失敗しません。猫が甘えてきたときは撫でてあげ、飽きた素振りを見せ始めたらすぐにやめることが大切です。
2.嫌なことをされたから
嫌なことをされたときは、威嚇態勢で激怒します。猫にとっての嫌なこととは、ご飯中やトイレ中に構われること、一人遊びにちょっかいを出されることなど、「邪魔をされた」と感じることです。マイペースな猫にとって、自分のリズムやルーティンを崩されるのは我慢ならないのです。
また、触られることが好きな猫でも、触ってほしくない場所もあります。例えば、肉球や尻尾の先など、神経過敏な場所です。そのため、猫を撫でるときには猫の好きな場所を触ってあげなければなりません。
猫の邪魔をしないためには、猫が何かをしているときは声を掛けたり構おうとしたりしないことです。とくにご飯中やトイレ中は無防備な状態なので、ひとりになれるように気を遣ってあげましょう。

