「パーキンソン病の初期症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「パーキンソン病の初期症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「パーキンソン病の症状」についてよくある質問

ここまでパーキンソン病の症状などを紹介しました。ここでは「パーキンソン病の症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

パーキンソン病を発症した場合、どのような精神疾患が現れますか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

パーキンソン病になると不安を感じやすくなり、うつ病を発症しやすくなります。不安により落ち着かなくなったり、気分が落ち込んでしまったり、何にも興味を示さず、楽しみも感じられなくなったりします。治療は抗うつ薬などによる薬物療法が中心となりますが、パーキンソン病に対しては、薬剤調整や認知行動療法などの非薬物的治療でも症状が改善することがあります。

編集部まとめ

パーキンソン病は、65歳以上では100人に1人の割合で患者がいると言われ、神経変性疾患の中では有病率の高い病気です。現時点で病気の進行を止めることはできませんが、症状を抑える治療への反応性は良好で、適切な治療により発症後も数年、長い方では10年を超えて、普通の人と変わらない生活ができることも少なくありません。初期症状は年のせいと思ってしまうようなものもありますが、安静時に手が震えたり、動きが遅くなったり、歩幅が小さくなったりした場合には脳神経内科に受診するようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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