28歳の娘は「まだ子ども」? お祝いを渡す機会を奪われた叔母。価値観のズレを埋めた『母の機転』

28歳の娘は「まだ子ども」? お祝いを渡す機会を奪われた叔母。価値観のズレを埋めた『母の機転』

母のとった対応

後日、母は祖父母の気持ちを汲みつつも、このままではいけないと考えたようでした。
Aより年下の甥や姪もそれぞれお祝いを持参してくれる中で、Aだけが「子ども扱い」のままでは体裁が悪いと感じたのでしょう。

そこで母は「Aに何か作ってもらえない?」と頼み、叔母に手作り品をリクエストしました。
「私も気になっていたから作るね」と、叔母なりに心を込めて作ってくれた品が母の手に渡り、私も少しほっとした気持ちになりました。

価値観のズレから学んだこと

祖父母からすれば末っ子の叔母はいつまでもこども。
でも、社会人として見れば、その扱いには感覚のズレを感じざるを得ませんでした。

お祝いは催促するものではありませんが、体面もあるので難しいことも。
母が取った「手作り品をお願いする」という工夫には、完全に納得とはいかないものの、「なるほど」と思いました。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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