
二卵性双生児のポン子ちゃん・コン子ちゃん、そして三女のピイ子ちゃんという個性豊かな3姉妹。 サヤ山サヤ(@saya_twins1125)さんは、そんな賑やかな日々の育児エッセイ漫画をSNSで発信し、子育て世代から熱い支持を受けている。 ウォーカープラスの連載「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」では、妊娠・出産から現在に至るまでの奮闘劇を全編描き下ろしで公開中だ。
今回は、嵐のような双子育児の「ベビー期」から「イヤイヤ期」のエピソードにフォーカス。サヤ山サヤさんに当時の心境を振り返ってもらった。




■生後4カ月まで続いた「死」を意識するほどの極限状態
多忙を極める双子育児の渦中、サヤ山さんは精神的に追い詰められ、ふと「死」の二文字が脳裏をよぎることさえあったという。 本人曰く、最も過酷だったのは生後4カ月頃まで。月齢によって苦しみの質が変化しながら、波状攻撃のように試練が続いたそうだ。
最初の1カ月は、肉体的な痛みが主だった。次女がGCU(新生児集中治療室)に入院していたため、帝王切開の傷が癒えない体を引きずりながら病院へ母乳を届け、自宅では新生児である長女の世話に追われる日々。休む間などあるはずもなかった。 2カ月目に入ると次女が退院し、本格的な双子育児がスタート。お世話の負担は単純計算で2倍になり、睡眠時間はさらに削られていく。
そして3カ月目、産後からサポートしてくれていた実母や義母の手が離れ、日中のワンオペ育児が始まると事態は深刻化する。キャパシティを超えた負担に心身はいっぱいいっぱいになり、4カ月目を迎える頃には、蓄積した疲労と圧倒的な睡眠不足によって、心が悲鳴を上げ始めていたという。
■甘えん坊vs神経質?性格が真逆な双子のイヤイヤ期
成長してイヤイヤ期に突入すると、今度は双子ならではの「個性の違い」に直面することになる。 長女のポン子ちゃんは、とにかく甘えん坊なタイプ。サヤ山さんが家事などで手が離せず、十分に構ってあげられないと、寂しさから激しく泣くことが多かった。
対照的に次女のコン子ちゃんは、やや神経質な一面を持っていたという。自分の思い通りに事が運ばない時や、親から叱られた時などにスイッチが入り、激しい癇癪を起こして爆発するタイプだった。同じ環境で育った双子でも、要求の形やスイッチの入り方はまるで違うのだ。
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