お七夜でようやく気づいたこと
息子が生まれて7日目、夫も実家に呼んで、お七夜のお祝いです。両親はお寿司を頼んでくれて、他にもごちそうが並びました。それだけでもうれしいのに、母が私にかわいらしい封筒を手渡してくれ、そこには“出産祝い”の文字が……。
お世話になっている身でありながら、母につらく当たってしまっていたことへの後悔、産後の慣れない育児の不安などがあふれて、私は思わず泣いてしまいました。
すると母もつられて涙し、さらになぜか夫も涙。私は知らないうちに、ひとりぼっちで育児をしようとしていたのだと気づきました。
今でも困ったときは助けてくれる母。息子も大きくなってきたので、育児も少しずつラクになり、今度は私が助ける番だと思っていますが、母本人は「まだまだそのつもりはないからね」と言っています。
著者:畑野ナツミ/30代女性・主婦。2019年生まれの息子のママ。ピアノ講師として、子どもから大人まで幅広い年代のレッスンを担当。音楽関係の記事や、体験談記事の執筆を中心にライターとして活動中。
作画:こちょれーと
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

