草なぎ剛“樹”と中村ゆり“真琴”が窮地に…月城かなと“彩芽”の暴走に視聴者「ダークサイドへ落ちちゃった」<終幕のロンド>

草なぎ剛“樹”と中村ゆり“真琴”が窮地に…月城かなと“彩芽”の暴走に視聴者「ダークサイドへ落ちちゃった」<終幕のロンド>

樹(草なぎ剛)と折り紙をして幸せな時間を過ごす真琴(中村ゆり)
樹(草なぎ剛)と折り紙をして幸せな時間を過ごす真琴(中村ゆり) / (C)カンテレ

草なぎ剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第10話が、12月15日に放送された。心が通じ合った樹(草なぎ)と真琴(中村ゆり)だが、許されることのない恋は別の苦しみも生んだ。(以下、ネタバレを含みます)

■遺品を通して家族や人生を向き合うヒューマンドラマ

本作は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。遺品に刻まれた残された者へのメッセージを解き明かすほか、切ない大人の恋も描かれる。

手広く事業を展開する御厨ホールディングス次期社長の妻で絵本作家の真琴を中村ゆり、「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子、現場歴10年のベテラン遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久、「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を中村雅俊、真琴を未婚で生んだ母で「Heaven’s messenger」に生前整理を依頼する鮎川こはるを風吹ジュンが演じる。

■樹が真琴の夫・利人と話す

御厨ホールディングス関連会社の自殺した社員の遺族の件で、夫・利人(要潤)に交渉して、離婚はしないが、別居することを決めた真琴。樹とも会わないという条件だったが、最後にあいさつをすると、許されざる恋と分かりつつも気持ちにうそがつけなくなった樹が告白。2人の心はついに通じ合った。

ある日、息子の陸(永瀬矢紘)と公園でピクニックをしようとサンドイッチを作っていると、陸の頼みで真琴も呼ぶことに。まるで家族のように過ごす3人。すると、そこに社長の座を妹の彩芽(月城かなと)に奪われ、失意の中にいる利人が近づいてきた。

樹と話がしたいと言う利人は、陸を見ながら自分も息子が欲しかったが、いずれ御厨を継ぐことを思うと作る気になれなかったと打ち明ける。「巻き込みたくなかったのかもしれない。生まれてくる子も、真琴も」とつぶやくも、「真琴とは別れるつもりありませんよ」と断言。

樹は「真琴さんから伺っています。法的手段に出ていただいてもかまいません」と告げた。

■真琴への気持ちがあふれ出る彩芽

真琴への揺るぎない樹の思い。ただ、利人と話をして、離婚するまで「節度を守ったほうがいい」とも決めた。しかし、その関係が、利人ではなく、彩芽によって脅かされることになった。

社長になる前から、父・剛太郎(村上弘明)のもとで“汚れ仕事”を引き受けていた彩芽。新社長となってもそれは同じで、自殺を隠蔽するのに都合がいいからと剛太郎が買収した遺品整理会社にヘッドハンティングした海斗が過重労働で倒れると示談金を用意する。だが、海斗の病室にいた樹もいて遮られた。

また、息子が被害者の一人である磯部たちの集団訴訟への備えも急務だ。集団訴訟をまとめるフリーライター・波多野(古川雄大)のところに秘書の外山(石山順征)を送り込んで、動きの把握や、海斗の診断書、磯部の息子のパソコンから復元されたデータといった情報を盗む。

そして、集団訴訟への対策として、社のイメージアップのために自身の社長就任パーティーを開いて“新生”御厨ホールディングスを印象付けると決めた彩芽。そのパーティーでは、社のアンバサダーとなっている真琴にマスコミに向けてCSR活動のアピールもしてもらうつもりだった。

ところが、真琴は出席しないだけでなく、アンバサダーの辞任も申し出る。そこで彩芽の黒い気持ちが出てきた。「この恩知らず。ずっと真琴の幸せを願ってきた。真琴の幸せだけをね。だから兄貴にも紹介して、お金の苦労もなくして。絵本作家としても活躍してほしかったから、御厨のアンバサダーにしてドキュメンタリー映像も撮って。全部あんたのためじゃない!」。

その気持ちの奥にあるのは、真琴への恋心だ。それも受け入れてもらえない彩芽は、外山に樹と真琴の関係をマスコミにリークさせるという行動に出た。集団訴訟も、真琴の件も、いずれにも関わっている樹。まだ離婚していない真琴は、いわば被告側で、2人の関係は「禁断の愛」として注目されることは必至なのだ。

SNSには彩芽に対して「完全なダークサイドへ落ちちゃった」「彩芽は一番大切な人を裏切るのね」「彩芽は社長になって暴走しだした」「御厨彩芽恐るべし」という声の一方、「避けられない環境でそうなってしまったのがつらい」「切ない」と心配も。さらに、演じる月城にも「かっこいい」「冷たい表情が美しかったし切ない表情が苦しかった」「月城さんのお芝居を堪能できる回でした」などと反響が集まった。

※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記

◆文=ザテレビジョンドラマ部




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