なぜ冬だけ敏感に? 医師が教えるメカニズムと対策
なぜ冬になると、普段は平気な服でも刺激を感じるのでしょうか。
アイシークリニックの高桑康太医師によると、「空気の乾燥や暖房で肌の水分量が低下し、バリア機能が弱まること」が主な原因。健康な肌なら跳ね返せるわずかな繊維の刺激にも、乾燥した肌は過敏に反応してしまうのです。
高桑医師が推奨する対策は以下の通り。
保湿の徹底:入浴後すぐに保湿剤を塗り、肌のバリア機能を整える。
インナーの活用:肌に直接触れる部分はコットンやシルクなど刺激の少ない素材を選び、ウール製品は上から羽織る。
柔軟剤の使用:衣類の繊維を滑らかにし、摩擦を軽減する。
「かゆいから」と掻(か)いてしまうと症状が悪化し、湿疹や色素沈着の原因になることも。セルフケアで改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。
正しいケアとインナー選びで、冬のおしゃれを快適に楽しみましょう。
(LASISA編集部)

