漫画は自身のブログ「エクボのボ」やInstagram(@ekubonobo)に投稿しています。
現在は31歳の専業主婦のエクボさんですが、居酒屋チェーンの正社員をしていた20代の頃、長時間労働のストレスから、仕事中もお酒を飲むようになったといいます。
徐々に酒量が増え、飲まないと手の震えや動悸が起きたり、頻繁に記憶を失うように。漫画では、そこから抜け出そうともがく姿が描かれています。
今回は11〜20話を紹介。後半ではエクボさんに、自身のアルコール問題に気づいたきっかけや、泥酔状態になってしまうことの恐ろしさについて聞きました。
※アルコール依存症の治療には、医療機関での相談・治療が欠かせません。お悩みの方は、各自治体の窓口や専門機関にご相談ください






























【続きを読む】⇒漫画『アル中だった私の酒事情』21~30話毎日ウイスキーのペットボトルを空けていた
――当時は、どれくらいの量のお酒を飲んでいたのでしょうか。エクボさん(以下、エクボ):一番多かった時期は、仕事帰りにコンビニでウイスキー1800ミリリットルのボトルを毎日1本買い、寝るまでに空けていました。飲んでいるときの記憶がほとんどないので、こぼしたり捨てていた可能性もありますが、ほぼ飲み切っていたのではないかと思います。その頃は、お店の中にもウイスキーのペットボトルを隠して仕事中にストレートで飲んでいました。
――二日酔いや、健康面の不調はありましたか?
エクボ:それが二日酔いになったことが一度もなく、飲酒後に頭痛や吐き気を感じたこともありませんでした。周囲からも体調が悪そうだと言われたことがないので、自分が覚えていないだけというわけでもないと思います。健康診断でも肝臓の数値が悪かったことはありませんでした。
体調が悪くならなかったために、「まだ大丈夫」と飲み続けてしまった部分もあるのかもしれません。
動画に映った、泥酔状態の衝撃の行動
――仕事中の飲酒を、上司が黙認している描写があって驚きました。エクボ:アルバイトの子達が、私の飲酒について会社に伝えていたのですが、本部の上司は「営業前に飲んで気合い入れている社員はいる」と言っていました。「お酒を飲んで仕事を頑張れるなら別に構わない」という雰囲気でした。
お店のお酒に手をつけるのは絶対にNGでしたが、外で買ってきたお酒を飲むことは事実上黙認されていました。飲酒へのハードルがとても低い職場環境だったと思います。
――エクボさんがアルコールの問題を自覚したきっかけは何だったのでしょうか。
エクボ:漫画に“ダンゴちゃん”という名前で登場する、仲の良いアルバイトの女の子が、仕事中に私が飲んでいることに気づいて、親身になって話を聞いてくれたんです。そして、「一緒にお酒飲んで、どんな状態になるか確かめてみましょう」と提案してくれました。
そのとき私は泥酔して記憶をなくしてしまったのですが、ダンゴちゃんが私の様子を動画に撮ってくれていました。それを見た瞬間、本当にショックだったし、恥ずかしくてたまりませんでした。
動画の中の私は明らかにおかしくて、1人で会話をしているのが特徴的でした。ダンゴちゃんが話しかけても答えずに、“見えない誰か”にずっと話しかけているんです。「もう一軒行く?」「もう飲めないよ〜」などと、まるで隣に誰かいるかのように視線を動かして大声で話していて、自分でも怖くなる姿でした

