
石垣島で複数の飲食店を展開するてっぺんは、八重山そばを昼夜で楽しめる新業態「八重山そば酒場 東風平(こちんだ)」を石垣島に新規オープンした。
地元の人にも観光客にも長く親しまれてきた八重山そばを「夜も楽しめる島の食文化」として再編集した新しい挑戦だ。
昼はそば屋、夜は酒場
八重山そばは、石垣島の食文化を代表する存在。しかし近年、観光地化が進む一方で、「昼営業中心」「観光客向け一辺倒」といった課題も見え始めているそう。
「八重山そば酒場 東風平」では、八重山そばを“観光料理”で終わらせず、地元にも、夜にも、日常にも溶け込む存在として再構築した。

「八重山そばセット」1000円
昼は出汁にこだわった八重山そばをもちもちの「生麺」で提供。昼の名物は「とろとろ炙り軟骨ソーキそば」「島唐辛子の旨辛坦々そば」だ。

沖縄小鉢

とろとろ炙り軟骨ソーキ
夜は、軟骨ソーキ・ラフティ・てびち・島素材のおつまみを中心に八重山そばの具材を“酒のあて”として楽しめる酒場スタイルで営業。夜の名物は「とろとろ炙り軟骨ソーキ」「沖縄前菜盛り合わせ」だ。
なお同店では、地元食材・地域経済への貢献も視野に、八重山そば、島野菜、調味料、鮮魚、やちむん、琉球グラス、県産豚など、可能な限り地元業者から仕入れる地域内調達を行っている。
1人でも観光でも入りやすい空間設計と値段設定

店内の様子
「八重山そば酒場 東風平」の店内は、コンクリ打ちっぱなしの令和らしいシンプルさと、琉球ガラスペンダントやシーサーが演出する島の温もりを掛け合わせた空間となっている。
値段設定は、料理のボリュームをあえて減らしお手軽にすることで、「少しずついろいろなものが食べたい」を叶える。「観光地価格」ではなく「日常にある島の酒場」としての居心地を大切にしている。
