「平日全日程で26万円」小学校欠席を前提としたカリキュラムに批判殺到
中学受験の世界では、感染症対策や最後の追い込みのために、入試直前の1月に小学校を休むことが暗黙の了解として行われるケースがあります。
しかし、都立・公立中高一貫校の受検に強いことで知られる大手進学塾が、それを前提とした高額講座を新設したことで、「さすがに行き過ぎではないか」と批判の声が上がっています。
義務教育の軽視にSNS批判殺到
渦中の塾は、都立中高一貫校などに圧倒的な合格実績を持つ有名進学塾。
SNSで拡散された情報によると、同塾が新設した「入試直前必勝特訓」は、2026年1月の平日に朝から夕方までびっしりと授業が組まれており、事実上「小学校を欠席しなければ受講できない」カリキュラムとなっています。
費用は平日全日程の受講で約26万円。
これに対し、ネット上では
「学校に行くための進学塾が、学校を否定するような講座を作るのは矛盾している」
「義務教育を軽視しすぎ」
「子どもを精神的に追い詰めるだけだ」
といった批判が噴出。
教育関係者と思われるアカウントからも「塾業界全体の倫理が問われる」「社会問題になりかねない」と警鐘を鳴らす投稿が相次ぎ、数千件の「いいね」が集まる事態となっています。

