「22泊合宿」も話題に。過熱する受験戦争の闇
同塾を巡っては、過去にも小学6年生を対象とした「22泊23日」という長期間の夏期合宿(費用約50万円)を実施し、その過酷さが物議を醸した経緯があります。
今回の新講座も、そうした「なりふり構わぬ合格至上主義」の延長線上にあると捉えられ、保護者の不安をあおっているようです。
一方で、
「不登校児向けのフリースクールも欠席前提だが批判されない」
「芸能活動で休むのと何が違うのか」
「合格のためなら親は金を出す」
といった擁護や冷静な意見も一部で見られます。
しかし大半は、「子どもたちは公立中高一貫を受験(受検)するのに…公立小学校を休ませて講習に通わせる」という矛盾や、「公教育の補完であるはずの塾が、公教育を阻害するのは本末転倒」という厳しい見方が支配的です。
「合格」というゴールのために、子どもたちは何を犠牲にすればいいのか。今回の炎上は、過熱の一途をたどる中学受験ブームに、重い問いを投げかけています。
(LASISA編集部)

