3.外猫へのアプローチが繊細
道端で猫を見つけたとたん、「かわいい!猫だー!」と駆け寄る人は、たとえ猫愛にあふれていても、猫からすればNG確定、要注意人物です。
猫は基本的に予期せぬ動きが苦手で、突っ立ったままの人間にぐんぐん迫って来られると、怖くて仕方がありません。大げさに言えば、電信柱が駆け寄ってくるのと同じ恐怖感です。
その点、洗練された猫好きさんは、通りで猫を発見しても、あえてじっと見つめることはありません。凝視は、猫にとって敵意の表明―そのことを十分に知り抜いているからです。熱視線を送ると、たいていの猫は警戒して逃げ出してしまいます。
視界の端でさりげなく姿を確認しつつも、慎重派の猫好きさんは、一定の距離を保って、その場に静かにしゃがみ込んでは、猫の「訪問」を待ちます。これもまた、猫を不用意に怖がらせないためのエチケットです。
猫が近づいてくると、普通ならすぐに撫でたいところですが、真の猫好きさんは、驚かせないようにそっと指先を差し出し、まずは匂いチェックを受けます。
厳格な匂い審査を経て、改めて猫好きさんに好感を持った猫は、そこで初めて心を許し、巧みでソフトなナデナデに身を任せます。
もしみなさんが街中でしゃがんで何かを待っている人と遭遇したら、おそらく、その近くには猫がいるはずです。
まとめ
今回は、猫好きさんならではの見極めポイントを3つ紹介しました。
「猫グッズを常時所有」、「猫種に詳しい」、「猫への近づき方がプロ級」、この3つはどれも猫好きさんのあふれる猫愛を端的に表しています。
みなさんに当てはまるものはあったでしょうか?
最後に、余談ですが、外で猫好きの人を見かけると、わけもなくうれしくなるのも、猫好きさんの大きな特徴です。

