ラーメンのカロリーが高くなる原因

麺の量
麺の量と種類が影響すると考えられます。
生麺(ゆで):100gあたり約133kcal 1玉(約230g)で約306kcal
ノンフライ麺:100gあたり約139kcal 1玉(約230g)で約320kcal
フライ麺:100gあたり約189kcal 1玉(約230g)で約435kcal
家系ラーメンの麺:約160gで約395kcal
スープの種類
家系ラーメンは豚骨や鶏がらをベースにしたスープで濃厚な味わいです。脂の量を調整できるお店もあり、カロリーが高くなる場合があります。
脂の量普通(20g):約250kcal
脂の量多め(40g):約360kcal
具材の選択
具材は種類や量によってカロリーが変動します。
チャーシュー(豚もも):1枚あたり約18kcal
煮卵:1個あたり約71kcal
背脂:約54kcal
バター(12g):約84kcal
ラーメンを食べ過ぎると現れる症状

肥満
脂質は1gあたり9kcalです。過剰摂取は体脂肪の蓄積を促進します。
特にラーメンのスープには脂質や塩分が多く含まれています。塩分はむくみの原因にもなります。気になる方は体重を計測し、BMI(体重(kg) ÷ [身長(m)]²)の計算をしてみましょう。BMI24.5以上は肥満傾向になりますので、体重を測るように心がけましょう。
血中脂質の上昇
ラーメンスープや背脂には、豚骨や鶏がらをベースにしているため、動物性脂質が多く含まれています。動物性脂肪の摂取過多は、血中のLDLコレステロールを増加させ、動脈硬化のリスクを高めます。
一般的なラーメンスープは約100〜200kcalです。家系ラーメンのスープは約90〜360kcalです。スープを飲み干すことで、カロリーや脂質が増加するため、スープを残すことや、脂の量を調整することをお勧めします。
また、トッピングのチャーシューやバターなども脂質を多く含むため、具材も野菜のトッピングに変更することで、脂質量を抑えることができます。
高血圧
脂質の高い食事、塩分の高い食事は血圧の上昇をまねき、高血圧の原因となります。
消費者庁の調べによりますと、普段よく食べる塩分の多い食品ではラーメンが上位にランクインされており、ラーメンからの食塩摂取量は5.4〜5.5gです。国民健康・栄養調査では日本人は依然としてとりすぎの傾向にあり、男性で10.8g、女性で9.2gという結果が出ています。日本人の食事摂取基準2025年版では18歳以上の食塩摂取量の目標値は男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満と設定されています。塩分を減らすポイントとしては、脂質やカロリー同様にスープを残すことで、摂取量を減らすことができます。スープの種類にもよりますが、半分に減らすことで塩分摂取量を約2g減らすことができます。

