「またいつか犬を迎えたい」と考えていたときに、家族になりたいと思えるコとの出会いがありました。
保護犬・ふがしちゃんとの出会い
引用元:@croque_goma
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@croque_gomaさんの愛犬・ふがしちゃん(取材時1才8カ月/シー・ズー)。ふがしちゃんは元保護犬で、2025年3月に家族に迎えられたコです。
2021年に愛犬を亡くした飼い主さん夫婦。次第に「またいつか犬を迎えたい」という思いが芽生えていました。
暮らしを見直したい思いもあって、2024年7月に東京から地方に移住。その後、新生活に慣れてきた年末頃から保護犬探しを始めたといいます。
飼い主さん:
「これまでにシー・ズーと二度暮らしてきた経験があり、性格やかかりやすい疾患も理解していました。私たちの年齢的に、子犬から迎えるなら今回が最後になると思い、1才前後のシー・ズーに絞って探していたんです。
保護犬で1才はなかなかハードルが高かったですが、日本全国どこへでも行くつもりでいたところ、自宅から車で数時間の保護団体でふがしに出会いました」
こうして飼い主さん夫婦は、ふがしちゃんと正式に家族になりました。
お迎えして8カ月が経過 ふがしちゃんの様子は?
引用元:@croque_goma
ふがしちゃんの第一印象について、「天真爛漫なハッピーガール」と話す飼い主さん。久しぶりの子犬育てだったこと、さらにふがしちゃんに散歩経験がほとんどなかったことから、最初は戸惑う場面も多かったそうです。
飼い主さん:
「お散歩が苦手で、トレーナーさんに教わりながら練習を続けました。最初はとても聞き分けがよかったのですが、2週間ほど経つと“自我が芽生えてきた”のか、行動にクセが出てきて……」
排泄の失敗や食糞など、悩みも多かった時期。朝起きると足元に“惨状”が広がっていることもあり、心が折れそうになったといいます。

引用元:@croque_goma
こうした現状もあり、飼い主さん夫婦は毎晩しつけの方針を話し合いながら、ひとつずつ乗り越えてきたそうです。
ふがしちゃんと家族になって8カ月。「まだ先は長そう」とのことですが、良い変化も見られているといいます。
飼い主さん:
「今ではだいぶ上手にお散歩できるようになり、おやつで誘いながら始めたしつけにも徐々に信頼関係でコマンドに従ってくれるようになっています」

引用元:@croque_goma
また、うんちを踏んで広げることがほぼなくなったことも、うれしい成長のひとつ。食糞はまだありますが、最近やっと“やっちゃいけないこと”だと認識してきたようです。
飼い主さん:
「普段のふがしはイタズラもほとんどなく、首を傾げてこちらの声のトーンをよく見ているコなんです。うんちトラブルが改善したら、本当に“パーフェクトガール”だと思っています。
これまでしてきたように、私たちも根気強く向き合っていきます」

引用元:@croque_goma
ふがしちゃんは、2匹の先住猫・コロッケくんとごましおくん(2匹とも、取材時推定3才4カ月)ともいい関係を築いています。
最初は3匹ともそれなりに距離を取っていたそうですが、すぐに打ち解けたといい、近くでおなかを出して寝るようになったのだとか。仲睦まじい3匹の様子を見たときは、「思わず感動しました」と飼い主さんは振り返ります。

引用元:@croque_goma
普段の3匹の様子について、こんなエピソードも。
飼い主さん:
「自称ボス猫のコロッケはプライドがあるのか、どんなにふがしがしつこくても絶対に負けません。私たちが止めるまで、2匹はずっと遊んでいます。
ごましおはふがしが大好きで、なめたり遊んだり近くで寝たりとお世話をしたがるタイプですが、ふがしはやや居心地が悪そうで……。ふがしはごましおをちゃんと“上のお兄ちゃん”と扱っているのかなと思います」

引用元:@croque_goma
ふがしちゃんを家族に迎え、犬と猫のいる暮らしを送っている飼い主さん夫婦。あらためて、家族になってくれたふがしちゃんへ、こう語っていました。
飼い主さん:
「ふがしも含めてみんなが幸せでいられるように、まだまだ教えてあげられることがあるなと思います。
たくさんの人や犬から愛されることがふがしの成長とQOLを上げると思うので、これからも愛情をたっぷり注ぎつつもしっかりとしつけてあげたいです」
写真提供・取材協力/@croque_gomaさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
