
菅田将暉が主演を務めるドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の最終話が、12月17日に放送される。
■昭和の渋谷が舞台の青春群像劇
本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷自信の経験に基づいたオリジナルストーリー。1984年といえば、バブル経済の前夜にあたる時代。数年後、日本は未曽有の好景気に溺れていく。大人たちは夜な夜な繁華街で羽振りよくお金をばらまいた。渋谷は若者文化の中心地として活気づき、「渋谷PARCO」や「SHIBUYA109」はカルチャーの発信地として多くの若者でにぎわった。手にスマホはなく、人々はいつも前を見ていた。
浮き足立つ世相の一方で、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様もあった。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、三谷ワールド全開で描いていく。
■「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」最終話あらすじ
最終話は――
支配人の大門(野添義弘)、フレ(長野里美)を追い出し、WS劇場を手に入れた久部。リカ(二階堂ふみ)との関係も良好で、かつて案内所のおばば(菊地凛子)が告げた「一国一城の主となる」という予言が当たったわけだが、ふと、久部にもらった植木が枯れていることに気付いたおばばは、「あの男の運気が下がっておるぞ」と呟く。
たくさんのスタンド花が並ぶようになったWS劇場では、上演演目は「冬物語」から「ハムレット」へと変わっていた。主人公のハムレットを演じるのは久部だが、ひときわ人気があるのは六郎(戸塚純貴)が演じるレアティーズ。2人の対立シーンでも、観客は圧倒的にレアティーズの味方で、久部は予想外の反応に困惑する。
一方、楽屋ではヒロイン・オフィーリアを演じるリカが自信を喪失していた。久部は懸命にフォローするが、リカは楽屋を出て行ってしまう。
――という物語が描かれる。
■「クベシアターの行方気になる!」と反響
公式ホームページなどで公開されている予告動画は、“仲間との再会と決別”というテロップと、「この中に犯人がいるってやつね」というパトラに「そんなことはない!」と言い返す久部の場面からスタート。しかし、リカも「そんなことある!」と久部に声を荒げる。
一方、「どんな時もいい作品を作るのが生きがいだったんじゃないんですか」と、久部の態度に涙を流す樹里。そんな樹里を見ても、久部は不貞腐れたような口調で「僕はその程度の男ってことだよ。以上!」と向き合う姿勢は見せず、劇団は解散の危機に陥る。
最終話を放送前に、SNS上では「ついに終わっちゃうんだね…」「クベシアターの行方気になる!」「もしかしてリカにも振られる?」「小池栄子戻って来たー!」などの声が上がり、話題となっている。

