
心から欲しいものを目にすると、お手を連打してしまうとこ。
目にも止まらぬ高速お手。
写真に撮るともれなくブレる。
あんまり焦らすとお手の威力が強くなって、ほぼパンチのようになりますよね。
「ドラムを叩かせたらいい線行くんじゃないかな・・」
と考えたことがある方いらっしゃいますか?
確かに、お手は一回というルールはありませんよね。
一回して一個貰えるなら、何回もしたら何個ももらえるというルールがあってもいい。
柴犬さんはどう思ってお手をしているのか。
空を切るお手。
そうです。お手は、受けてくれるご主人の手があってこそです。
「受け」が必要なのです。
受けがなく、空を切っているお手はもはやお手ではないのです。
「ちょーだいちょーだいちょーだい・・・」
そう言っているように見える手の動き。
よく、「柴犬さんは目で語る」と言いますが(?) 手でも語るのです。
なんに対しても思いが強めな柴犬さんは、おねだりだって真剣そのものです。
受け止める方にも体力が必要です。
高速お手という名のパンチにやられないように鍛錬しましょう。

最近のこよみさんは、欲しいものをじっと待っていることができません。
見てください。
このグイッと身を乗り出す姿を。
ソファに乗って、肘掛けに前足をかければ、机の上が見えることを発見したこよみさん。
自分でそれを発見したのはすごいです!
ただし、ソファの上にいる限りは何も行動に起こせないのです。
そこでこよみさんは考えました。
「そうだ!椅子の足を叩けばいいんだ!」
私が座っている椅子の足を高速お手連打でパンチパンチパンチ。
ご飯を食べているのに、椅子の足から振動が伝わってきます。
「かりっ。」椅子の足を引っ掻くくらいなら私も大して気にならないのですが、たまに「どすんっ」と大きい重たいのが入ることがあります。
どこにそんな力が!?と思うような重たい右ストレートが入るのです。
これには流石の私も思わずこよみさんを見ます。
真剣な顔で椅子の足を殴るこよみさん。
その姿に・・・思わず吹き出してしまってご飯どころではなくなります。
「どうして私が愛犬から右ストレートを受けながらご飯を食べているんだろう。」
と、その自分の姿にも笑えてくるのです。
こよみさんなりに考えた自分の主張を通す方法。
やめてと言いながら、真剣には注意できないのでした。
京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

