救世主は「T字カミソリ」と「食器用スポンジ」
では、何を使えばいいのでしょうか? おすすめは、どこの家庭にもあるこの2つです。
●袖口などのピンポイントには「T字カミソリ」
手首やひじ、脇の下など、狭い範囲にできた毛玉には、ムダ毛処理用の「T字カミソリ」や「顔そり用カミソリ」が活躍します。 服を平らな場所に置き、自分の肌を処理するような優しい力加減で、表面をなでるように滑らせてください。面白いように毛玉だけがカットされます。
●全体のモジャモジャには「食器用スポンジ」
背中や裾など、広範囲の毛玉には「食器用スポンジ」の出番です。使うのは、裏側の硬い部分(不織布研磨材)。このザラザラした面で生地を優しくこすると、化学繊維同士が絡まり合い、ごっそりと毛玉を絡め取ってくれます。 細かい部分はスポンジを小さくカットして使うのもおすすめですが、こすりすぎには注意してください。
そもそも、なぜ毛玉ができるの?
毛玉の主な原因は「摩擦」です。
特にアクリルやポリエステルといった「化学繊維」は繊維が強く、絡まっても切れにくいため毛玉として残りやすいのが特徴です。
逆に、ウールやカシミヤなどの「動物繊維」は毛玉ができても自然に脱落することが多く、綿や麻などの「天然素材」はそもそもできにくい傾向があります。
もし「毛玉取りが面倒くさい!」という場合は、最初から天然素材(綿100%など)の服を選ぶのも一つの手かもしれません。
年末のイベントシーズン、きれいな服で気持ちよく出かけるために。 今夜お風呂やキッチンのついでに、ササッと「毛玉ケア」してみませんか?
(LASISA編集部)

