6. 海藻
日本の食卓に古くからある海藻が、2026年のトレンド食材として見直されています。特に注目すべきは、海藻をはじめとする、ヌメヌメした健康的な食材に着目した「ヌメ活(ぬめり活動)」という言葉の浸透。
なぜ「海藻」が来る?
海藻類が持つ豊富な食物繊維やミネラルは、ヘルシー志向の層から熱い支持を集めると見ています。
また、近年ノルウェーから上陸した「トリュフ海藻」のように、海外では海藻をサステナブルな食材としてとらえる動きも活発。これまでは脇役だった海藻が、海藻塩や海藻チップス、さらには海藻スムージーなど、手軽でおしゃれな形でメイン食材として食卓に取り入れられることで、ブームの核になる予感です。おすすめの記事はこちら▼
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7. サワードウ
パンブームが続くいま、次に求めるのは、ただの新しいパンではなく「手間ひまかけた本物の味」です。それが、天然酵母だけでじっくりと発酵させる「サワードウ(Sourdough)」。パン好きなら、「もうおなじみ」という人も少なくないはずです。
なぜ「サワードウ」が来る?
すでに欧米圏では定番化しており、近年「サワー種を育てる」ホームベーキングブームを巻き起こしています。
日本でも、手間をかけて作られたサワー種特有の酸味や深い風味が、食にこだわる層の心を見事に掴みつつあります。これからは、専門店の味としてだけでなく、スーパーやコンビニでもサワードウの商品が増えるのではないでしょうか。
8. 花巻(ファーチュエン)
中華圏で主食として愛される「花巻(ファーチュエン)」。このふっくらとした中華蒸しパンは、ほんのりとした甘みと、驚くほどもちもちとした食感が特徴です。
パンブームが続くなか、アジア発のパン系スイーツ・主食が浸透してきた流れを引き継ぎ、専門店やベーカリーでの取り扱いが増えると予想しています。
なぜ「花巻」が来る?
特に、2025年に「せいろ」を使うことがブームとなった影響で、花巻は手持ちのせいろで蒸したてアツアツを家庭で手軽に作れる点も大きな強み。中に具材を挟んだり、たれを付けたりなど、アレンジができるため、新しい主食の選択肢として食卓への浸透が進むと見込んでいます。
9. 焼売(シュウマイ)
餃子専門店ブームが落ち着きを見せる中、次にくる「中華点心の専門化」として、シュウマイが主役の座に躍り出ています。
なぜ「しゅうまい」が来る?
2025年に入ってから、シュウマイの専門店やテイクアウト専門店がすでに増加傾向にあるといわれており、ブームの兆しは明白。2026年には、この流れがさらに加速し、冷凍シュウマイの高級化やギフト需要も高まるかもしれません。昔ながらのシュウマイの見直しに加え、エビ、カニ、和牛といったリッチな肉餡のバリエーションや、蒸したてアツアツを自宅で手軽に楽しめる専門性が、幅広い層から支持を集めるポイントとなりそうです。
2026年をフードシーンを動かすのは「原点回帰」と「ストーリー」
本記事で予想した2026年のトレンドの根底には、共通して「原点回帰」と「ストーリーを感じられる新しい体験」の2つが存在すると考えられます。手間をかけたサワードウや中東のコーヒーへの注目は、単なる味覚だけでなく、その背景にある文化や工程といったストーリーを体感できるのがポイント。
ホットドッグやしゅうまいにおいては、昔ながらの食文化を現代的に見直す原点回帰へと繋がっています。食のトレンドや好みが分散化した今、次に何がメインストリームになるのか、その動向から目が離せません。企画・文/ 倉持美香(macaroni 編集部)
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