お風呂掃除でやってはいけないことについて、ライターの増田剛己さんが、ハウスクリーニングの仕事に従事している掃除のプロ、土井恵子さんに取材してくれました。
まったく意味がないことも!?「お風呂掃除のNG行為」
ハウスクリーニングのプロ土井さんによれば、お風呂掃除でよかれと思ってやっていることが、じつは間違っていることはけっこうあるそうです。たとえば、洗剤などの選択によってはまったく効果がないこともあるそうなんです。それではいくら掃除しても無駄ですね。じつはいろいろあるお風呂掃除でのNG行為を教えていただきました。NG行為1:いきなりゴシゴシこする
「お風呂場の掃除というと汚れを力まかせにゴシゴシこすってしまいがちですが、これはNG」だそうです。理由はシンプルで、風呂場の設備はとてもデリケートなので、破損してしまう可能性があるから。そして破損すると、そこに汚れがたまり、さらに汚れがこびりついてしまいます。
また、お風呂場の排水溝や床にこびりついている汚れは水垢やカビが中心で、それらはただゴシゴシするだけでは取れないことが多いそうです。つまり、「ゴシゴシこする」は百害あって一利なしというわけ。
頑固な汚れは、それに適した洗剤あるいは洗浄液を吹きかけて、お風呂を傷つけない程度にこすりましょう。たとえば「水垢などはアルカリ性の汚れなどでアルカリ性の洗剤では落ちません。弱酸性の洗剤を使いましょう」とのことです。
しかし、長らく放置した汚れは素人では落とすのが難しいケースも少なくありません。そんなときは、自分でキレイにしようとせずプロの業者に任せるのがいいでしょう。

