
高石あかりがヒロインを務める連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。12月17日放送の第58回では、ヘブン(トミー・バストウ)に怪談を求められたトキ(高石)が、何度も怪談を語り続け、2人の心の距離が静かに縮まる様子が描かれた。(以下、ストーリーのネタバレがあります)
■ヘブン、日本の怪談に夢中…語り手として受け入れられた喜びに満ちるトキ
ヘブンに“怪談好き”であることを明かしたトキ。するとヘブンは目を輝かせ、すぐに怪談を話してほしいと求める。トキは灯りを落とし、ろうそくの炎だけが揺れる部屋で「鳥取の布団」を語り始める。
鳥取のある宿屋。「兄さん寒かろう」「お前も寒かろう」と、布団から声がする。それは、たった1枚の布団にくるまり鳥取の寒い田舎町に暮らす、貧しく幼い兄弟の布団だった…兄弟を追い出した大家が売って宿屋に辿り着いた布団。宿屋の主人が寺でお経をあげてもらうと、ようやく布団はしゃべらなくなった――。
ろうそく越しに真剣な眼差しで聞くヘブン。日本語では半分ほどしか理解できなかったからと、何度も何度も話してくれとトキに求める。「何べんでも、お話ししますけん!」と、トキは満面の笑みで答える。
「怪談は古い、時代遅れ、気味が悪いと嫌がられることが何べんもありましたけん。聞いていただけるのが嬉しくて…」と、自分の話をこんなにも熱心に聞いてくれる相手がいることに、胸いっぱいの喜びを噛みしめる。

■トキ、スキップで帰宅するほどのご機嫌ぶり…翌朝も布団を抱いて余韻に浸る
怪談語りは夜遅くまで続き、提灯を手に帰るトキはスキップするほどご機嫌。翌朝は寝坊したうえ、布団を抱きしめて「く〜っ!布団!布団!」と昨日の喜びを噛みしめる姿も。その変化ぶりに松野家はトキの身に何かあったのではと心配するが、トキが説明すると「信じる」と背中を押す。
支度をすませ、ヘブンのもとへ駆けつけるトキ。扉を開けたヘブンは柔らかな笑顔で迎え入れ、「ハジメテキタンジャナインダカラ」と、もう“遠い存在ではない”ことを示す一言。2人の心の距離が大きく縮まった瞬間だった。
■SNS歓喜「水を得た魚のよう」「表情だけで語るおトキちゃんが天才」
SNSには、「トキちゃん、水を得た魚みたい」「観ているこちらもほっこりしちゃう」「おトキちゃん、よかったね!」と、トキの喜びに共感する声が続々と集まった。
また、今回光ったのは、ろうそくの中怪談を語るトキの表情。「日本語がわからなくても表情だけで話が伝わるトキちゃんすごい」「トキちゃんの表情とろうそくの光、雰囲気が素敵」「ヘブンさんのために身振り手振りをつけて思いを込めて語るおトキちゃん、さすが」など、ろうそくだけの灯りに照らされるトキの表情や仕草に注目が集まった。
※高石あかりの高は、正しくは「はしごだか」


