すぐに病院へ行くべき「くも膜下出血の症状」
ここまではくも膜下出血の症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
経験したことのない突然の激しい頭痛がある場合は、脳神経外科へ
繰り返しの説明にはなってしまいますが、初めて経験する突然の激しい頭痛が、最も多いくも膜下出血の症状です。頭痛に加えて嘔気・嘔吐や意識状態の悪化が見られる場合には、くも膜下出血である可能性が高まります。
このような症状を認めた場合には、ためらうことなくすぐに救急車を呼んで脳神経外科のある病院を受診するようにしてください。
受診・予防の目安となる「くも膜下出血」のセルフチェック法
・経験したことのない突然の激しい頭痛がある場合
・頭痛の後に意識を失った場合
・頭痛と嘔吐が急に出現した場合
「くも膜下出血の症状」についてよくある質問
ここまでくも膜下出血の症状を紹介しました。ここでは「くも膜下出血の症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
軽いくも膜下出血の症状について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
病院では、くも膜下出血の発症時の状態を重症度で分類して、発症後の経過の予測を行って治療します。軽度(軽いくも膜下出血)の場合には、これまで経験したことのない突然の激しい頭痛や嘔気・嘔吐がみられます。なお、中等度の場合には意識を失うこともあり、重度の場合には、意識状態が非常に悪くなります。
他にも経過の予測を行う指標はいくつかあり、これらを総合的に判断をして治療します。
高齢者がくも膜下出血を発症した場合、どのような症状が現れますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
高齢者も若年層もほとんど症状に差はありません。頭痛と嘔気・嘔吐、意識障害の全てかいずれかの症状が現れます。

