安全第一のデザイン&楽しく上達できる点数機能が特徴

現実世界のはんだごては金属部分が非常に高温になり、持ち方を誤るとやけどの危険がある。
「NiceHANDA!!」では、加熱された金属部分に触れるとプレイヤーの視界が一気に赤く染まり、「ここは危険」という感覚を強烈に印象づける。実際にはやけどを負うことなく、「触ってはいけない場所」を体で覚えられるため、リアルの体験実習に入る前の予習として非常に有効だ。
さらに、教室内の壁面パネルには、村田製作所が公開している「電子工作のコツ/はんだ付け」をもとにした「はんだ付けのやり方」や「良い例・悪い例」の図解が掲載されている(許諾済み)。

VR空間の中でいつでも見返せる手本があることで、正しいイメージを視覚的に確認しながら、より良いはんだ付けをしっかり学ぶことができる。

また、安全面への配慮に加え、はんだ付けの速度と精度をスコア化することで、ゲームとしても楽しめるように設計した。
フレンド同士でランキングを競い合いながらプレイできるため、「授業だからやる」のではなく、「楽しいからもう一回やりたい」という、自発的な学びにつながる体験を提供する。
安全面への不安や教材の分かりづらさを理由に開発

ナギサコネクト 代表取締役/ワールドプロデューサー エンジンかずみ
同ワールドは静岡県工業高校校長会からの依頼を受けて制作された。工業高校では様々な体験実習が行われており、その一環としてはんだ付けも行われていたが、次のような課題があった。
1つは、安全面への不安。はんだごての持ち方を誤り、やけどなどの怪我につながるケースがあった。注意喚起をしていても、生徒によっては聞き逃してしまったり、正しいイメージが持てなかったりすることがあった。
もう1つは、教材の分かりづらさ。白黒写真と文章のみ、といった従来型の教材も多く、「どこが危険か」「どう持てば良いか」といった感覚的な部分が伝わりにくいという課題があった。
「NiceHANDA!!」は、こうした課題を解決するために設計された新しい形の実習教材だ。高校での実習利用を前提としているため、スタンドアロンVRヘッドセット(Meta Questシリーズなど)のみでも動作するよう、軽量な設計となっている。
