カフェオレ斑の前兆や初期症状について
カフェオレ斑には前兆や初期症状はありません。カフェオレ斑ができる部位や形状、大きさもさまざまです。
カフェオレ斑の多くは出生時からみられるか、出生後しばらくして発生し、その後大きさや形が変わる可能性があります。色が薄くなることはあっても、自然に消滅することはないと考えられています。
なお、カフェオレ斑が悪性化することはほとんどなく、ほくろのように盛り上がることもないとされています。外見上の問題を除けば、日常生活に影響するような症状はありません。
顔や首、手足などの露出しやすい部分にできた場合、大きくて目立つ場合などは、患者本人や保護者の希望に基づいて治療が検討されます。
カフェオレ斑の検査・診断
カフェオレ斑の診断は、視診によって行われます。通常、追加で特別な検査は必要とされませんが、複数のカフェオレ斑が認められる場合には神経線維腫症Ⅰ型(レックリングハウゼン病)を疑います。
神経線維腫症Ⅰ型によるカフェオレ斑を疑う場合は、画像検査によって神経線維腫の有無なども確認し、確定診断に至れば、適切な治療へとつなげます。

